時間軸を少しずらすだけで

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今日は区の「がん検診」があり、
早朝から「胃のレントゲン検査」を受ける予定がありました。

普段の患者さんもいるから、
朝早くでないと、なかなか無料の検査は予約が取れませんね。

それで画像は、いつも通っている道の
変わらない木立なのですが、
2時間、3時間早いと、
想像もしていなかった光景がそこにはありました。

写真ではわかりにくいと思います。
じつはかなり騒がしい声が響いていたのですが、
早朝のこの時間にやってきているらしい鳥の声。
かなり大きい鳥が10匹くらい
木々を占拠しているのですが、その色は鮮やかな黄色です。

そう、「インコ」なんですね。

逃げたペットの鳥が繁殖し、
東京の郊外や川崎あたりでは非常に増えていると
ニュースでは聞きました。

近くでは数年前に見たこともあったのですが、
このところは近所で見なかった。

時間をずらせば、転々としている群れに
ちゃんと遭遇することはできたんですね。

こんなふうに、
「普段、よく見知っていて、
当たり前のようにそう思っていること」でも
時間をずらすだけで、
「まったく違う姿」がそこに現れることはよくあるんです。

例えば、わたしは今たまたま、
子育てに関する本を編集しているのですが、
「いつも家にいるときの楽しそうな表情」を見て、
「今日もうちの子は元気そうだな」なんて安心します。

ところが時間軸をずらしてみれば、
友達との人間関係に苦しんでいたり、
悩んでいる問題が解決できずに焦っていたりと
まったく知らない表情がそこに現れることもある。

物事の一面だけを見て、
知った気になっていてはいけないんですね。

とくにコロナの間、私たちは移動や接触を制限し、
人間関係や進行中の仕事の管理にしても、
全方向で見られないような日々が続いています。

すると見えないところで何が起こっているか
私たちには認識しにくい。
大切なものであるほど、
注意深く関心を持っていくことが
今は求められているのかもしれません。

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