世の中が動けば、作家が動く

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画像は、五反田の本屋さんですが、
いつのまにか「あおい書店」がなくなった場所に
「蔦屋書店」ができています。

ここには他に「ブックファースト」と「ブックオフ」があり、
狭い範囲内に数カ所の本屋さんがある
東京でもなかなか稀有な地域になっています。

自宅からも歩いていけるので、
「急きょ、本が必要だ」というときは
新刊でなければまず五反田に行き、
なければ新宿など、より大きな町へ行くか、
アマゾンで取り寄せるか、
電子版があればそっちを読むか……という
資料の買い方をしています。
まあ、最近はいきなりAmazonも多いですけど。

なぜ本を探しに行ったかといえば、
戦争が始まったから……ということになります。

詳しくは言いませんが、
「これからこういう本にニーズが出るのでは?」
ということを言われ、
企画のための資料を探しに行った。

そういえばコロナ前は、こんな出版関係者の
「思いつきアイデア」で動き回ることはよくあったものです。

ところがコロナになってからしばらく、
そんな「仕込み段階からの企画参加」は少なくなっています。
「こういう本をやってほしい」と、
ダイレクトに決まっている仕事が入ってくることばかりだった。

今日は「まん延措置防止」の延長が決まりましたが、
それでも出版に少し余裕が出てきたのですかね。
こういうのがどんどん出てくれば、
自分の仕事にも楽しいのが増えてくるかもです。

もっとも、まだ人に会って何かをする段階までは、
再開していませんが。

そういえば最近、
『となりのチカラ』というドラマを観ています。

なかなか面白いから継続しているのですが、
実は最初、主人公の松本潤さんの役が
「同業者だから」ということで、気になって観たんですね。

確かに出版社からの頼まれ仕事をしながら、
隙あればと自分の企画を実現させようとするのは似ているかも。
それに集中力がなくて、フラフラしてしまうのも、
同じような感じです。

とはいえまったく共感できないのは、
常に時間に追われているぶん、
あんなふうに他人の問題を追いかける余裕は
まったく持てないですよね。

むしろ「オン」と「オフ」がハッキリしている会社員のほうが、
そういう問題には関われるんじゃないか。

「家にずっといるから、周り近所をよく観ている」
というのは全く違う。
むしろ世の中の潮流に、とことん右往左往されるのが
この仕事の特徴のような気がします。
まあ、私だけかもしれませんが。

いずれドラマのことも、なんか記事に書くようにします!

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