「いなり寿司」の仕事術

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画像のこちら、鎌倉で食べた
「ラーメンセット」なるものです。

なぜ、いろんな食べ物がある鎌倉で、
わざわざラーメンなのだろう?
まあ、たまたま目についたところに入っただけ
……なのですが、
面白いのは「ラーメンセット」で
一緒についてくるのは、
なんと「いなり寿司」なんです。

まあ佐助稲荷などもありますから、
それにちなんでいるのか。
縁起物として食べてしまいました(笑)

にしても、「いなり寿司」って
一体なのだろう?

「お稲荷さま=狐」に捧げるお寿司と
普通は解釈されますが、
調べれば調べるほど、
いなり寿司の問題は複雑です。

そもそも全国で
こんなに狐が信仰されていたかといえば、
そうではないようです。

「稲荷」と書くように
本来は「稲」の神様なのです。
だから寿司にする以前に、収穫したお米を
奉納する習慣がありました。

そのうえで「全日本いなり寿司協会」によれば、
稲の神様は、「うかのみたま」あるいは。
「みけつのかみ」と呼ばれる神様だとのこと。

「みけつのかみ→みきつねかみ→狐の神」と。

ちょうど狐は稲の害獣である
ネズミを食べてくれる動物でもあった。
そこで稲の豊穣をもたらす神様と
神獣になった狐が合体したというわけです。

それで「油揚げ」というのは、
もとはネズミを揚げたものを
狐に食べてもらうために備えたと言われます。

けれども仏教が日本に来てからは
殺生が縁起悪いことになりましたから、
豆腐を揚げたもので代用したんですね。

他にも諸説はありますが、
いつしか米と油揚げは合体し、
美味しいからと人間が好んで食べるようになりました。
その昔はタライに並べて、
移動販売する業者もいたそうです。

まあ、ネズミを食べるんじゃなくて
よかったですよね。

ただラーメンと一緒に食べるのは、
炭水化物の取りすぎになりそうなので
ほどほどにはしておきましょう(苦笑)

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