なぜ伊勢湾台風は、甚大な被害をもたらしたのか?

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画像は、いつものように、
お賽銭箱の前に猫がいる(笑)
地元の神社ですが、
日曜は確か、コロナ禍から数年ぶりに
御神輿が復活する予定だったと思います。

でも、おそらくは無理そうですよね。
現在、大型の台風が日本を縦断中。
3時現在ですでに九州には上陸しています。

通り道にある方……といっても今回は、
ほぼ日本全域が入るのかもしれません。
十分にご注意ください。
とくに九州・四国の方は、
いつでも逃げる準備をお願いします。

なんせ今回は、
「伊勢湾台風」に匹敵する
「スーパー台風」と言われています。

この「伊勢湾台風」とは、
上陸したのが1959年の9月。
私も生まれる10年以上前のことですし、
記憶しているという方は少ないでしょう。

明治以後、日本で観測が行なわれるようになってから
最大被害をもたらした台風で。
死者や行方不明者は5000人以上。

実は経済的損失であれば、
関東大震災や東日本大震災にも匹敵するものとされます。

でも、どうして台風で、
そんな大地震並みの被害が起こったのでしょう?

まず、台風の威力ですが、
今回と同様、勢いが衰えることなく
ストレートにやってきています。

その上で、上陸したのは、
紀伊半島の潮岬でした。

備えが弱かった伊勢湾は、
当時は行動経済成長に先んじ、
名古屋を中心とした大規模な工場地帯への
開発が進んでいた頃。
それでいて堤防も3メートルしか高さがない
脆弱な状態に置かれていました。

さらにネットどころか、
テレビどころかラジオだって
どれほど皆が聴いていたかわからない状況です。

つまり、災害対策の経験の少なさと、
情報伝達の困難さが、
大きな被害をもたらしてしまったわけですね。

それに配れば、今の私たちは、
強力な知識も技術支援も持っている状態です。
激しい雨と風には気が滅入りますが、
なんとかこの数日を乗り切りましょう!

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