「信じること」の大切さ

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「世界がびっくりするようなバッターだと、
僕はこのWBCで証明したいとやってきたので、
その彼を信じる気持ちは揺るぎないものがある」

こちらは栗山英樹監督の言葉ですが、
昨日はさすがにこの話で持ちきりでした。

言わずもがなですね。
村上宗隆選手のサヨナラで、決勝戦進出。
ここまで不調だったのは、
このバッティングのお膳立てだったのではないかと
思ってしまいます。

決勝とか準決勝でヒーローになるんじゃないかと、
私も思っていました。
イチローさんがそうでしたよね。

でも、実際、「信じて使うこと」って
現場では難しいですよね。

今回、栗山監督が「さすがだな」と思うのは、
ノーアウト1、2類で回ってきた
村上選手の打順。
スランプに陥っている今ですから、
「送りバントをしようかな」というアイデアも
浮かんでいたようです。

でも、その前に、監督はコーチを介して
村上選手に伝えたそうです。
「任せるから、思い切りやれ」と。

将来、世界を驚かす選手になるなら、
「ここでそんな姑息なことをするべきでない」と、
もう頭の中を読み切っていたんですね。

それをやるくらいなら、思い切りやって、
最悪ダブルプレーだっていいよ、と。
じつは「目下の結果」よりも、
「一選手の将来」を考えた上での選択だったわけです。

「信じて使う」というのは、
そういうことなのでしょうね。

結果が出なかったら出なかったで、いいじゃないか。
一度信じて頼んだ以上、最後まで任せてみようよ、と、

そういうことはありますよね。
頼んだんだけど、
いつまでも仕事の成果が上がってこない。
ひょっとして、やる気自体ないのではないか?

そう思って切ろうとすると、
実はずっとずっと最善の方法を考えていて、
すごいのができました!
……なんて言ってくることもあるわけです。

まあ、効率重視ばかりが、
最善の結果になるわけではない。
仕事は長い視点で考えてなければいけませんね。

早いもので、朝になっているから、
もうすぐアメリカとの決勝戦なのか。
日本の優勝は願いますが、
皆が憧れるメジャーリーガーたちのチームに
ちゃんと強いことを証明してもらいたい気もします。

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