世の中「やるやつ」には敵わない

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今日はもう、この話題にしかないですよね。
こんな劇的な優勝があっただろうか。

WBC日本代表、とうとう世界一に君臨しました。
空前のスター選手を並べたメジャーリーガー軍団に
勝利したわけです。
本当におめでとうございます、ですね。

大会が始まる前、アメリカのメディアでしたか。
「実現したら凄い夢の対決」のようなものが
紹介されていたと思います。

その筆頭が同じエンゼルスでプレーする
スーパースター同士。
「大谷翔平vs.トラウト選手」だったと思います。
まさかそれが最後の最後にくるなんて、
誰が想像したんだろう。

大谷選手は最後のスライダーについて、
こう言っていました。

「誰よりもチームメイトが、
人間性も含めて彼のすごさというのを、
どれだけ素晴らしいかというのをわかっているので、
ベストのボールを投げないと
抑えられない打者だと思って投げました」

とにもかくにも、それを投げ切った大谷選手。
結局、この大会は大谷の大会だったんだなと、
つくづく思いますね。

普段、そんなに野球を見ない私です。
改めて試合を見れば、
どれほど彼が1試合で貢献しているかがわかります。

というのも、彼はエースで、主力打者で、
足の速いランナーだというだけでなく、
一番のムードメーカーでもあるわけです。

何より試合で見て思ったのは、投げるとき以外、
「指名打者」いう立場にある彼の行動です。
守備の間、ずっとベンチにいて、味方投手を応援。
抑えたり、ファインプレーがあったりすると、
あからさまにわかるように、
褒め称えるアクションをします。

そして守備が終わると、必ず皆を出迎えたあと、
出番が来るならバットを振る準備をする。

最後はそれに加え、
打席に立ったあとブルペンに向かっていました。
でも、びっくりしたのは、
ダルビッシュ投手が投げていた8回、
大谷さんはブルペンで投球練習をする。

気づいた人はいるでしょうか?
その回が終わって、
守備をしていた選手が戻ったとき、
大谷選手はいつのまにかベンチにいて、
やはり皆を迎えているんです。

そのあと水か何かを飲んで、
またブルペンに向かっています。
わざわざ皆を迎えに戻ったのでしょうが、
これ、普通やる?
遠いんですよ、ブルペンは外野の向こうで!!

とにかくあらゆることを、大谷さんは「やる」んです。
だから二刀流なんて、
とんでもないことをやっている。

打者として普通にやっていた試合なのに、
伝説にもなりそうなスター打者との対戦を
実現してしまう。
どう考えても普通はありえないのですが、
そういうことを「やる」選手に、
勝利の女神は味方した、ということなのでしょうね。

こういう人がいたから、
私たちは優勝を喜ぶことができる。
感謝しなきゃいけませんよね。

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