他人の目を気にして生きるなんて、くだらないことさ

毎週配信メルマガ「賢者の会」通信はこちら

坂本龍一さんが、
お亡くなりになったということです。

71歳、早いですが、長い間ずっと
がんの闘病生活を続けていました。
YMOでは高橋幸宏さんが亡くなったあと、
本当にお疲れ様、そして、ありがとうございました
ですね。

日本を代表する世界的なミュージシャンとして
おそらくは皆が認識している坂本さんですが、
全盛期の頃に10代だった私からすれば、
「何やらわけのわからないこと」をする
変なミュージシャンという認識でした。

YMOが出てきたときは、
まだ私は小学生だったと思いますが、
それでも「革新的な新しい音楽」ということで
皆がカセットテープを学校に持ってきて
「ラジカセ」で聴いていたのではなかったのか。

それでもあまりテレビでは当人を見なかったのですが、
それが一新したのは画像です。

忌野清志郎さんと共作した
「い・け・な・い ルージュマジック」ですね。
知らない人はぜひyoutubeなどで
動画を探してほしいのですが、
いま考えると、これだけ大御所になる2人が
当時は一体、何、
バカなことをやっていたのだろう……?

でも、疑問に感じてはいけない。
「やりたいことをやる」のが一番大事なこと。

「他人の目を気にして生きるなんて
くだらないことさ」
歌でも叫んでますね。

そしてこのあと、デヴィット・ボウイさんと
当時はあまりにタブーな題材を扱った
『戦場のメリークリスマス』に主演したわけです。

考えてみれば、
そんなふうに「既成概念」に挑戦してきた方は、
あげてきた人だけ見ると、
みんな鬼籍に入ってしまっていますね。

世の中は彼らが望んだような
はっちゃけたものになったのだろうか?
なんだか70年代や80年代のときよりも
抑圧されて大人しくなったような気が
しないでもありません。

はっちゃけた人の代表として、
世界的なミュージシャンでありながら、
ずっと影響力のあるメッセンジャーでもあった
坂本龍一さんです。
「芸術は長く、人生は短し」が心情だったそうですが、
その精神を私たちが忘れてはいけませんね。

関連記事

ページ上部へ戻る