仕事を引き継げる喜び

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画像は銀座近くにある「貸し会議室」ですが、
「今はこうなっているんだ」と少しビックリ。

予約を取るとナンバーキーの番号が送信され、
解錠が可能になります。
そして時間まで使えるような
仕組みになっているとのこと。

監視カメラがありますから、
ルールを破るとお叱りが入るのでしょうね。
ただ原則、管理人やスタッフさんの顔を見ることは
一切ありません。
メールのやり取りと入金のみで、
人間同士のやり取りは不要。

世の中はだんだんと、
そういう方向に向かっているのでしょうね。

でも、そういう流れに逆行するのは、
今日はめずらしい、
「仕事の引き継ぎ」のための打ち合わせをしました。

会社員をしているときは、
そういうことは結構ありました。
前任者が異動になったり退職したりして、
仕事が継続できなくなる。
それで後継者が前任者とクライアントさんのところへ伺い、
「これこれこういう事情で」と、
ご挨拶と仕事の継続を説明するわけです。

当然ながら、独立したあとは、原則仕事は常に一人、
引き継ぎも何もありません

だから「引き継ぎされること」はあっても、
『引き継ぎをする機会』などめったにないのですが、
今回はたまたまフリーで編集をしている方が、
個人的な諸般の事情で仕事を継続できなくなりました。
それで通常なら、
「別の人を探してもらう」ということなのでしょう。

ところがたまたま、ありがたいことに
私のことを思い出してくださった。

それでフリーの前任者からフリーの後任者へと、
仕事の引き継ぎを先方さんや版元さんと
行なったわけです。
たいへん優秀な前任者でしたから、
完璧に代行できるか不安ではありますが、
ご指名いただいた以上、頑張らなければいけません。

とはいえ、人間関係が希薄になっていく時代で、
「覚えられている」ということはとても大事ですね。

「こんな仕事がある」というケースで、
「誰ができるだろうか?」と考えたとき、
どれだけ顔を思い浮かべられる存在になれるか?
これは成長していくうえで
非常に重要な要素となります。

カギとなるのは、たぶん普段から
どれだけ一生懸命になっているか。
忘れてはいけないことですね。

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