「腸」はすべてを知っている!

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9月26日は
「腸内フローラの日」なのだとか。

2(フ)6(ロ)の語呂合わせで
「9」は何かといえば、
「大腸」の形を象徴しているとのこと。
なるほど! 森永乳業が定めているそうですね。

この「腸内フローラ」が何かといえば、
「腸内細菌叢」なんて日本語で呼ばれますが、
私たちの大腸内で何兆という数で暮らしている
細菌などの集合体です。
ビフィズス菌などが有名ですね。

あえてその話をするのは、
細菌、私が関わっている健康書には、
必ずといっていいほど、
このフローラの話が出てくるんです。

それだけ医学界のホットなテーマなのでしょうが、
何より「脳腸相関」といって、
私たちの思考には、
腸内細菌が大きく関わっていることが
わかってきているんですね。

たとえば人間関係が変わったとき、
あるいは非常事態であったり、
年齢とともに好みが変わったとき、
食べ物によって生存が左右される腸内細菌たちは
リストラの機会を迎えます。

すると腸内細菌が脳に指示を出し、
私たちの行動にストップをかけるわけです。
具体的には不安や恐怖を促すホルモンを出せたり、
それが「うつ」のような症状とも関わってくるとか。

他にもストレスがあると、お腹が痛くなったり。
環境が変わると、便秘になったり。
実は私たちの思考は、
腸の状態に大きく関わっているんですね。

そんな傾向を踏まえてか、
実は古来から日本人は、
人の魂は「お腹=腸」に宿ると考えていました。

脳についての機能はよくわかってなかったし、
「魂=ハート=心臓」と考えた西洋と、
この辺は大きく異なっていたわけです。

だから「腹を探る」とか、「腹を決める」とか、
「腹を割る」など、
心を表す言葉には、とかく「腹」が使われます。

また新渡戸稲造さんも言っていました、
武士の「切腹」は、
「己の腹を晒す=心を明らかにする」ことで、
自らの潔白や正当性を
公に対して証明する行為であったわけです。
別に処刑法というわけではないんですね。

ですから脳が大事なのと同様、
私たちは「腸」も大切にしなければならない。
食事には気を遣っていきましょう!

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