「どこが儲かっているか」ではなく「誰が儲かっているか」

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こちら甥の修学旅行のお土産ですが、
スーパーマリオのクッキー。

そう、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン。
「スーパー・ニンテンドー・ワールド」のお土産ですね。

買ったのは昨年らしいのですが、
もらったのはつい最近!!
ずいぶん家で熟成させていたらしい……(笑)

でも、パッケージだけで、すぐ気づかないですよね。

2つの黄色い丸を「目」とすると、
赤い部分がどうしても髪の毛に見えてしまう。
そうでなく、黄色はボタンで、
青が前掛けだ……と気付けば、
もう、あとはマリオの体にしか見えなくなる。
なんか不思議な感じがしますね。

不思議といえば、そもそもスーパーマリオが
「ユニバーサルの目玉になっている」という
事実もあります。

映画があったから私たちは違和感なく受け止めますが、
そもそもは日本が作った
世界に誇るゲームキャラです。

それがハリウッド発のユニバーサルで、
メーンキャラとなっている状況を
私たちは喜ぶべきなのか。嘆くべきなのか?

いや、そんなふうに考えること自体が、
もはや「古くさい」のかもしれません。

時代を遡れば、
ユニバーサルと任天堂は、
激しい裁判を繰り返したこともありました。

それは80年代、「ドンキーコング」という
ゲームの商標権についての争いだったのですが、
小さな日本企業がアメリカの大企業に勝訴し、
巨額のロイアルティ収入を確保したことが
大きな話題になっています。

ところが後に両者は完全に和解し、
提携関係になった。
そしてマリオは衰退していく
日本のエレクトロニクス産業やエンターテイメント産業をよそに、
アメリカの地に足をつけ、
多くの成功企業と協力しながら
「国際キャラ」として世界を席巻していったわけです。

そう考えると、今日のニュースに
「日本のGDPがドイツに抜かれ、世界4位になった」
ということがありました。

確かに物価高もあり、生産性の悪さもあり、
ものは売れず、日本の経済は
「いい」ようにはまったく見えない。
嘆く声があるのはわかります。

でも、こんなふうにアメリカ経済を活性化させて
利益を得ている日本企業もあれば、
現地法人でがっぽり儲かっている日本企業も、
外資系企業でたんまり儲けている人もいる。

そんな世界で
「どこの国が一番儲けているか」を比較することに、
どれだけ意味があるんだろう……という気もしますよね。

すでに世界はつながってしまっている。
本当はGDPのようなものを超えた、
もっと別の指標で世の中を見ていかなければ
いけないのかもしれませんね。

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