「手軽に食べられるラーメン」の消滅
- 2025/6/16
- できる人研究所

お米のことばかりがニュースになっている現在ですが、
じつはその傍で
ラーメンのチェーンも危機を迎えていたのか?
目黒駅に用事があって行った際、
この張り紙を見て驚きました。
「天下一品」の目黒店が
6月をもって閉店する……!
「天下一品」といえば、言わずと知れた
「こってりラーメン」のお店。
京都発のとんこつラーメンのチェーン店で、
今年で創業は40年を超えるとのこと。
なんせ私はこの目黒店、確か最初に行ったのは
まだ20代の頃、最初の会社で
サラリーマンをしていた頃ではなかったか。
当時は残業がやたら多い会社で、
お腹を空かせて帰ってくることが日常だった日々。
だから手取り早く安く食べられるラーメンは魅力で、
家に帰る前に寄ることは多かった気がします。
その後、利用する機会は減りましたが、
それでもコロナの前には年に数回は、
ここに来ていたのではないか。
「変わらずにずっとあるお店」
という印象でしたから、
「とうとうここもなくなるのか」と
寂しくはなりますよね。
昔からあるチェーン店って、もうこの辺りでは、
マックか吉野家か松屋くらいに
なるのではないか。
ただ、なんとなくなってしまうのは
わかるような気もします。
かつては
「手軽に食べられるラーメン」の代表だった
このお店のラーメンも、
値上がりが続く現在では1000円くらい。
すると他のお店と比べて、
選択肢としてははずれてしまう。
それでもランチは安いのだろうか……。
懐が厳しい現在は、外食産業自体が、
つらくなりますよねぇ。
コンビニで買ったものを公園で食べている人が、
年々増えているような気がします。
もっとも「天下一品」の本社はまだまだ健在で、
古いお店がなくなる一方で
新しいお店も出していくとのこと。
私たちは世の中の変化に
付き合っていくしかないのですが、
あらゆるものが永遠だとは思わないほうがいいですね。