水辺にやってくる蝶たちの秘密
- 2025/7/5
- できる人研究所

暑い日が続いていますが、
皆さん、ちゃんと水分をとっているでしょうか?
最近はとくに水分補給を
強く意識するようになった私……ですが、
公園やマンションの水のあるところを見ていると、
水が必要なのは人間だけでないなと、
つくづく思います。
まるで警戒心もなく、
噴水の近くで休んでいる私の足元に
スズメがやってきたかと思えば、
いや、ここ噴水なんだけど……と
魚がいるわけもないのに、
マンションの水辺を鴨が泳いでいます。
ようするに彼らは皆、
涼みたくてやってきているわけです。
人間のそばに行くリスクよりも、
水辺の誘惑が完全に勝っている。
もう、そんな夏になっているんですね。
画像は公園にあった水たまりですが、
彼らもリスクを顧みず。
周りに人がいる水辺にやってきます。
これはアオスジアゲハですね。
蝶の中でも。とくに吸水行動を
多くすることで知られる蝶。
色もそれに相応しい涼しげな色で、
水辺が似合いますよね。
ちょっと水たまりが汚いのが
難点ですが(苦笑)
不思議に群れになって
水辺に集まってくる蝶。
ただ、じつのところその理由は
まだ完全には解明されていないようです。
暑いから水分をとって
涼むものでは……?
むろん、その説もありますが、
じつは自然の水辺から
ナトリウムやアンモニアなどの物質を
吸収するためという説もあります。
その成分は、いわゆる「フェロモン」の
原料となるもの。
つまりは異性を呼びよせる物質をつくるため
……ですが、
確かに水辺にいる蝶を見れば、
つがいでいることが多いですよね。
まとめると蝶が水を求めるのは、
だいたいは「涼むため」か、
あるいは「異性を求めて」。
これってひょっとして、
人間が海へ行ったり、プールは行ったりする動機と、
ひょっとしたら変わらないのではないか?
まあ、結局は水を求める心理は、
人間も昆虫も、
さほど変わらないということですね……。