「自分の時計」に合わせて生きれば、それでいい!

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「血液型が違うように、
人はそれぞれ速さの違う時計を持っている」

こちら4月の28日に、
78歳で世を去ってしまいました。
画家であり、詩人でもあった
星野富弘さんの言葉。
お悔やみ申し上げます。

画像は昨年に相模原で開催されていた、
星野さんの詩画展のポスター。
行く機会はなかったのですが、
あたたかいイチゴの絵と言葉、
人柄が偲ばれますね。

星野さんは普通の画家ではありません。
口に筆をくわえて
文や絵を描くアーティストです。
手足に障害を持ったことにより、
その道を切り開きました。

きっかけは24歳のときだったそうです。
体育の先生でしたが、
指導中に頭から墜落し、頸髄を負傷。
首から下が動かない体になってしまいます。

まだあまりにも若い時期のこと、
本当にショックだったことでしょう。
自分だったら耐えられるだろうか……と思うのですが、
彼はそんな中で
「口で筆をくわえて文字や絵を描く技術」に
出会ったんですね。

長い時間をかけてその技を磨き、
9年後には個展を行なえるだけの画家に。

それからたくさんの本を書き、
メッセージを発信し、世界中で個展を開催。
同じように障害を持った方だけでなく、
挫折しそうになっている大勢の人々に対して、
困難に立ち向かう勇気を与えてきました。

口でそう言うのは簡単でしょうが、
本当に苦労を抱えてきた人生だったと思います。
「お疲れさま」と言いたいですね。

どうしても口で筆を動かす作業。
やっぱり通常の人よりは時間がかかりました。
1つの作品を創るのに、
どうしても、ひと月くらいはかかってしまうらしい。

でも、「それでいいんじゃないか!」と、
星野さんは言うわけです。

人にはそれぞれ、最善の速度がある。
無理をせず、自分に与えられた時間で、
つねに最善を尽くせばいい。

それでも十分、私たちは世の中に貢献できるし、
幸せに生きることができるんです。
他人の速度に合わせる必要なんてない!
……そうやっていきましょう。

ところで星野さんのように手足に障害を抱えた方で、
口で筆をとり、アーティストを目指す方は、
案外と世の中にいらっしゃいます。

こちらは「口と足で描く芸術家協会」の
アーティストが通販で作品を売っているサイト。
https://www.mfpashop.com
よかったら見てみてください!

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