女性上司の思い出

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憲政史上初の女性総理が誕生しました。

第104代にしてやっと……なのか、
遅いのか早いのかはわかりませんが、
日本もようやく女性リーダーの下で働くことが
当たり前の時代になってきたのか。

といって実のところ、
江戸以前の将軍や大名の妻たちは、
ほぼリーダーに等しい権力をもっていたので、
それを慣習として日本人が受け入れないわけは
なかったのですが……。

まあ、政界や財界を支配してきた
おかしな常識が、ようやく1つ崩れたのか。
政治的な評価はこれからでしょうが、
そのことは歓迎すべきことですね。

といって出版界というのは特殊な業界で、
じつをいうと私は過去に3度くらい
女性の上司(先輩)の下で働いたことがあります。

新人になったことも3回あるので、
そのたびに女性のベテラン先輩の下について、
まずは働くことも多かったんですね。

その中でも、上司だった方が、
身重だったという経験があります。

お腹はそこそこ大きくなっていて、
注意が必要だなと思うのですが、
「電車に間に合わない」とか言って
ダッシュすることがあったりする。

そのたびに「〇〇さん、待ってください!」
「次の電車が5分後なんで十分間に合います!」
なんて。
一生懸命にブレーキ役をやっていましたね。

新刊の企画で社長を説得しなければならない
……という際、
会議が終わったあとさっさと帰ろうとする社長を
私が走って追いかけ、
「お前なんだ!」と、怒られている際に、
後ろから身重の上司がよそよそとやってきた
「社長、すみません。私が頼んだんです」と、
プレゼンを始めるような無茶な作戦を
そういえばよくやっていたなあ(笑)

お子さんが産まれた際は、
家に遊びに行ったこともありました。
懐かしい思い出ですね。
今は相当に偉くなられたようです。

女性に限らず男性もですが、
ようは自分が完璧でないことを認めてしまい、
必要なことは他人に任せて
目的を達成することを目指せばいい。

今はそんなリーダーが
求められているのだと思います。

カリスマになろうとするのが、
たぶん一番、失敗するパターンなのでしょうね。

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