忘れてはいけない「物言わぬ語り部」の努力

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開幕以後、ずっと勝ち続けているWBCの日本代表。
いや本当に、大谷翔平選手を中心に、
すごいメンバーが集まっています。
この調子で、ガンガン勝ち続けてほしいですね。

そんなWBCですが、3月11日。
この日は大会に限らず、
佐々木朗希選手はプロになってから、
必ず登板する日になっているそうです。

奇しくも昨日、ちょうど私も震災後に
関わらせていただいた話をしました。
偶然にも佐々木選手はその町、
岩手県、陸前高田市の出身なんですね。

当時9歳、彼は津波で、お父さんとお婆さんを
失っているそうです。
ヒーローインタビューでは何も語りませんでしたが、
胸に秘めた思いは強いのでしょうね。

「僕はたくさんの人から支えられ、
勇気や希望をもらいながら頑張ることしかできなかったが、
今は違う。
勇気や希望を与える立場にある」
これは昨年に語っている言葉だそうです。

何よりあの震災を9歳で乗り越えた少年が、
いまや世界に対して誇れる
日本を代表するピッチャーになっているわけです。

それは私たちの国が体験した悲劇を
決して忘れないよう
語り継いでくれる行為となる。

同時に、私たちには、
どんな悲劇からでも立ち上がる強さがあることを
思い出させてくれます。

だって、あのとき津波を体験した子供が、
今は165キロを投げ、
バッタバッタと競合打者を三振させているわけですよ。
昨日は本調子でこそなかったようですが、
これからメジャーリーガーたちを
どんどん打ち取ってくれるのではないか。

だから佐々木朗希選手には、
本当に感謝しなければいけませんね。

あと1勝、
オーストラリアに勝てば、
1次リーグは全勝になる日本。
まだまだ先が楽しみです!

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