あれから12年、変わったことと変わらないこと

毎週配信メルマガ「賢者の会」通信はこちら

なんだかすごかったWBCの日韓戦なども
書きたいのですが、
やはり今日は3月11日です。

また今年もこのときが来た。
あの震災から12年ですね。

画像はいまだ私のキーケースの中にあります。
「Love Takata,Love Japan」とあるタグ。

震災当時、岩手県の陸前高田市のお仕事に
協力させていただいたとき、
市が復興事業の一貫として販売していたから
購入させていただいたものです。

たとえば私が、
大災害に巻き込まれたとしましょう。
あまり想像したくありませんが、
大爆発で五体は消散し、
DNAのかけらすら残っていない

でも、このタグが残っていればシリアルナンバーから、
夏川賀央がここにいたんだな……と、
確認されるそうですね。

12年の時間が経ち、部屋の鍵も車の鍵も、
キーケースも新しいものに変わった。
でも、ずっとこのタグだけはある。

私にとってはなんとなく、
震災を乗り越えてまだ、
自分の仕事を続けていることの
1つの証明になっているわけです。
「あのときを忘れはならんぞ」と。

何度か書いていますが、2011年の震災は、
私の仕事環境を大きく変えました。

自分が震災に巻き込まれたわけではありませんが、
このときに出版業界も打撃を受けた結果、
仕事の継続がかなり
大変なことになってしまったわけです。

それで暇になったから、
私は東北へボランティアなどに行ったのですが、
事務所を一度閉鎖し、
実家の一部屋を借りて仕事をするようになりました。

それから12年、賢者のビジネス研究所の仲間に、
出版社や読者さんの力を借りながら、
なんとか私は仕事をつなげています。

ただ、まだまだ以前のレベルに
自分の事業を戻せたかといえば、そうはなっていない。

回顧的に「良かった昔」を振り返るのでなく、
たくさんの危機を乗り越えて
仕事を継続していることを自信にして、
この先のアフターコロナの時代に
立ち向かっていきたいですね。

過去は決して忘れないように。
それを今年の311における誓いにしようと思います。

関連記事

ページ上部へ戻る