「月桃の花」を知っているか?

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「月桃ゆれて 花咲けば
夏のたよりは 南風
緑は萌える うりずんの
ふるさとの夏」

「月桃白い 花のかんざし
村のはずれの 石垣に
手に取る人も 今はいない
ふるさとの夏」

こちらは「月桃の花」という歌ですが、
じつは「沖縄慰霊の日」の6月23日に
必ず沖縄で歌われるものだそうです。

一見すると、本土の人には、
これが慰霊の歌とはわからない。
でも、沖縄占領の悲劇がなかったら
ごく普通にあったはずの景色を歌ったもの。

月桃というのは、沖縄で自然に生えていて
食用にも薬用にも使われる植物。
画像の「キャン」の海は、
歌詞の4番目に出てきますね。

この歌をシンガーソングライターの
海勢頭豊さんが作ったのは
40年前のことだそうです。

先日の23日にはクラウドファンディングで
西原町に記念碑も作られたそうですが、
平和を啓発する歌として
長く歌われたいとのことでした。

ちゃんと日本には、そういう歌がある。
もっと私たち、それを誇りにして、
語り継いでいかないとですよね。

そもそも私もそうですが、
「沖縄慰霊の日」というのも
あまり認識していません。

こちらは「沖縄での戦争が終結した日」であり、
2度と戦争はしないと島民が誓った日。

かつて上皇さまも、
「終戦記念日」「広島の原爆の日」
「長崎の原爆の日」「沖縄慰霊の日」は
日本人が忘れてはいけない日とおっしゃっていました。

でも、「慰霊の日」に関しては
本土の人は、そもそも知らなかったりする。
こういうのはあまりいけませんね。

どんなことがどんなふうに記憶され、
現代の私たちにどんなメッセージが託されているのか。
今をよく生きるためにも、
過去の歴史から学んだことを
忘れずにいたいものです!

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