北の果ての島を愛した男の功績

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画像は、今、トランプさんの発言で
話題になっている
「グリーンランド」の風景ですね。
デンマークの領土であり、自治州となっています。

フリー素材から持ってきた画像、
美しい……のですが、地政学的なメリットと
埋蔵資源の可能性を除けば、
世界最大の島ではあるけれど、
ほとんどは氷に覆われ、
生きるには過酷な場所でしかありません。

しかし1880年に生まれ、
生涯にわたってこの島を愛した、
有名な科学者がいます。

ドイツ人のアルフレート・ヴェーゲナー。

何より「大陸移動説」を提唱したことで
有名な人ですよね。

この地球にある大地は、
すべて「パンゲア大陸」という
大きな1つの大陸から、
分岐して生まれている……という説。

「もともと1枚の新聞紙であった証拠には、
断面どうしが裂け目で繋がるではないか」
という言葉が有名ですが、
彼がこれを唱えたのが1912年の1月6日。

ちょうど昨日は、
大陸移動説の記念日だったんですね。

ヴェーゲナーさんは気象学を専門とし、
軍の気象学者として仕事をしていた人。

26歳のときにグリーンランド探検に参加して、
この地に深い愛着を覚えます。

その6年後、世界地図を俯瞰して、
大陸と大陸がつながることを想起。
「大陸移動説」を唱えたのですが、
植物の生えないグリーンランドで、
荒々しい山脈の稜線を見続けたことは、
この発想に深く影響しているでしょう。

第一次世界大戦に従軍しながらも
生涯、5回にわたり、
グリーンランドへの遠征を行った
ヴェーゲナーさん。

最後は50歳のとき、
嵐の中を探索に出かけたきり、
帰らぬ人となってきました。
遺体は基地から190メートルという
はるか遠くで見つかっています。

そんな彼の大陸移動説が認められたのは、
死後30年経ってから。

この大地の下にマントルがあり、
地面が動いていることが実証されるまで、
学会では「トンデモ説」と無視され続けたのが
彼の理論でした。

それでも北の果てを愛し、
探究を続けたヴェーゲナーさん。
グリーンランドが話題になったときは、
ぜひその功績を思い出してあげてください。

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