
「天は正義に与し、神は至誠に感ず」
こちら有名な、
東郷平八郎元帥の言葉。
5月27日は、
彼が率いる「連合艦隊」が、
日露戦争における「日本海海戦」で、
ロシアのバルチック艦隊を破った日なんですね。
1905年、今から121年前のことです。
画像は、横須賀の三笠公園で保存されている
『戦艦・三笠』の砲台部分から
海のほうを見た景色。
横浜に住むようになっていますから、
いずれまた観に行かなければですね。
こちらの船、東郷大将を尊敬していた
アメリカ軍の尽力で保存されていたもの。
敵国の軍人から、
それだけ尊敬されていたのも、
言葉の通り、「常に正義の実行者たる」という
信念を貫いていたから。
第二次大戦のころは神格化され、
神様のように祀られた東郷大将。
ただ、そうされることは当人が最も
嫌っていました。
表記の言葉の通り、
「正しいものが勝つ」というのが、
当人の信念だったんですね。
だから、いたずらに戦死者を出し続けていた
陸軍の方針にも反対していました。
だからこそ軍人として、
国際的な尊敬を集めたのでしょう。
私が現代語訳した
クラウゼビッツの『戦争論』に忠実な戦法で
勝利した日本海海戦。
この敗北によってロシアは戦争の継続も困難になり、
同じ年の9月にポーツマス条約を締結。
当時「帝政」だったロシアは国民からの信頼を失い、
何度も続く革命によって滅亡、
ソビエト連邦へと変わってしまいました。
一方で「あの大国ロシアを、
近代化したばかりのアジアの小さな国が
敗ってしまった」ということで、
日本の強さは世界的な興味の的となり、
これが新渡戸稲造さんの『武士道』が出版され、
世界的なベストセラーになったことと
つながっているんですね。
ただ、強さの要因には、
やはり武士道における「義」という考え方が、
当時の日本にまだ、きちんと残っていたから。
今も私たち、
「世界的に自分たちがどのような存在と
受け取られているか」という点と、
「本当のところ、
どの程度の強さを持っているか」という問題は
正しく受け止めなければいけないでしょう。




