忘れてはいけない「真実の言葉」

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「『ソコラーテス』と言うものあり。
伝来諸説の非を刈り、善を収め、
一家の教えを立て、
もって大いに政教の道を開く」

こちら、あまり知る人ぞ知るですが、
幕末の蘭学者、高野長英が残した
「西洋学師の説」というメモより。

6月12日は、この高野長英さんが、
生まれた日なのだそうです。
1804年ですから。
今年で生誕222年ですね。

長英さんは、
幕府の鎖国政策に早くから反対し、
西洋諸国から積極的に学ぶことを
うったえた学者。

そのため幕府に拘束され、
小伝馬町の牢獄に収監されたのですが、
火事の際に逃亡。
その後、顔を酸で焼くまでして
自分の素情を隠し、
一方で海の向こうにある世界を説く
活動をしていたと言います。

「西洋学師の説」では、
ソクラテスやプラトンなどの
西洋の有名な哲学者の痕跡を
日本人に伝えていますが、
完成していたら
「学問のすすめ」に先んじるような
啓蒙書になったかもですね。

残念ながら46歳のとき、
長英さんは青山に潜伏していたのを密告され、
つかまる前に自害する最期を選びました。

真実を追求し、正論を説いたがために、
過酷な人生を余儀なくされた
200年前の偉人。

何となく世の中はそんな人間の悲劇に
学ぶこともなく、
「真実を説く言葉」よりも、
「人に支持される言葉」ばかりが
もてはやされ、力を持つようにもなっています。

AIやSNSといったツールは、
そんな世の中を増強する最強手段のように
なりつつもある……。

ただ、そんななかでも一生懸命に負けないで
正論を説く声はあるものです。
そんな声がかつての日本のように
封じられることなく、
輝きを続けられる世の中でいてほしい。
そんなふうに思いますね。

画像は今の家の近くにあったアジサイです!

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