バウム・クーヘンの日

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木の年輪が増えていくように、
歳を重ねることをお祝いするお菓子……。

ドイツを代表するお菓子、バウムクーヘンですね。
もともとは紀元前のギリシャで生まれた、
なんていう話もありますが、
その名はドイツ語で「木のお菓子」を意味します。

歳を重ねたことに感謝して、私は本日、
これをいただきましたが、
じつはこれ、お葬儀の香典返し……。

どうして葬儀屋さんのメニューに入っているのか?
基本、「お祝いのお菓子」で
忌日のシチュエーションには相応しくないし、
中には「不幸を重ねる」と、
縁起悪く思う人もいるとのこと。

それでも美味しいお菓子ですし、
クッキーをもらうよりは、断然嬉しいだろうと、
配慮した選択なのかもしれない。

ほとんど家族葬で、
仲間内ばかりの葬儀でしたものね。
今回は別によかったのではないか?

おかげで自身が歳を重ねた日に
縁起物をケーキ代わりに食べることができました(笑)

ドイツを代表するお菓子でありながら、
じつはバウムクーヘンをドイツで食べられる機会は、
めったにないのだそうです。

どうしてかといえば、高級なお菓子だから!

なんでも本来は木の棒に生地を巻き付けながら焼く、
独特なお菓子で、
専門の職人が、専門のオーブンでつくりあげるもの。

地域によっては「伝統工業」の扱いで、
なかなか食べることのできない
高級なお菓子になっているそうですね。

ところが日本では、
これがコンビニに行けば
袋入りになって300いくらで
常に売っているわけです。

長寿を願うお菓子が、
こんなに手軽に食べられるのだから、
高齢化大国になるのも当然か。
まあ、それはそれで問題ですが……。

その昔は歳をとることを嫌っていた私ですが、
最近は1年1年、自身の歩みを更新することが
どれほど素晴らしいことかを実感しています。

というのも、ここ数年は、
本当に大変なことばかりですものね。

コロナ以後、経済は復興しないし、
出版の業界は年々、どうしようないくらいに
低迷しています。

心理的にも経済的にも、
いろんなマイナスを背負いながら、
それでも希望を持続しながら、
何か新しいことに挑戦しようとしている1年を
ずっと更新できているのは
本当に自分でもスゴいことと思う。

ほとんど成果は
なんら上げられていないのにねえ……(苦笑)

それでも負けずに、積み重ねていきます。
皆様の支援には、感謝しています!

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