「ゆりかもめ」の30年

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先日、新橋駅を歩いていたら、
こんな大きな広告が出ていました。

30周年!……「ゆりかもめ」ですね。

そんな昔からあったけ?
ちょっと驚きでしたが、
イメージキャラクターは
「ゆりな」さん、という、メモリアルのために
デザインされたキャラクター。

正直、 JKだよって言われたら
そのようにも見えるのですが、
今どきの30歳のイメージって、
こんな感じなのね……。

30年前といえば、1995年。
何があったかといえば、
オウム真理教による
「地下鉄サリン事件」が起こった年で。

そのとき、私は「就職活動」をしていたので、
95年は、いちばん最初の転職をした年になります。
編集者として一段階、
ステップアップしたタイミング」でした。

じつはその前の会社で、
私は東京都の港湾局の仕事に関わっていました。
晴海や日の出といった東京の港が
大幅に再開発され、
お台場や有明などのエリアが
大きく様がわりした時代でした。

正直、その前はゴミの処分場があり、
工場や倉庫、はしけなどのイメージで、
おせじにもキレイな場所ではなかったですからね。

そんな中で、モノレールと異なり、
タイヤで走る「新交通システム」として
デビューした「ゆりかもめ」。

印象は「レインボーブリッジ」を見にいくか、
フジテレビに用のある人の電車で、
40億くらいの赤字になると言われていたとか。

ところが30年たった現在も、
この電車は50億以上の黒字経営だとか。

今乗ると、混雑しているときの半分以上の乗客は、
外国人なのではないか。

国際展示場があり、
また、現在は東京観光のスポットとなった
豊洲の市場もあり。
国際都市、東京を支える存在にも
なっているわけです。

この30年の「ゆりかもめ」は、
地味に東京の功労者だったかもしれない。

ならばぜひ、40年、50年と、
反映してもらえばいいのではないか。
りんかい線もできたとはいえ、
案外とこの辺りの地域、
交通の便がよくないですものね。
素直に応援したいものです!

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