夏川賀央・できる人研究所ブログ

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12月22日は、
今年の「冬至」ですね。

地球の軌道上、
太陽が最も南よりの地平線から昇る日。

そのため北半球では夜は最も長くなり、
北のほうでは昼のない
「白夜」になりますね。

かぼちゃのような冬の実りを食べたり、
柚子湯に入って、健康を願ったりと、
日本にもさまざまな風習がありますが、
考えてみたいのは北半球に共通するこの日が
人間にとってどんな意味を持っていたのか
……ということです。

太陽が最も低い軌道をとる。
つまりは、最も太陽のパワーが
弱くなるということです。

古代の人間にとって、
太陽は多く「神様」ですから、
力が弱くなるのは、農作物にとって最悪です。

地球の軌道なんてわかっていないから。
それ以上弱くなって、
次の年に昇らなくなったら
どうしよう!?……と考えるわけです。

さらに夜が短くなるということは、
町や村の危険度も上がるということ。

光を絶やさないように、
邪悪な力がやってこないように……と、
夜通し明かりを灯して、
皆で宴会をするような祭が世界の
あちこちで催された……。

こんな冬至のお祭りが、
じつはクリスマスの期限になったということは、
前にも紹介しました。

ヨーロッパ先住民である
ゲルマン人やヴァイキングの冬至祭だったり。

あるいはキリスト教の前に
ローマ帝国で流行していた
イラン起源の「ミトラス教」では、
当時の日が生誕祭となっていました。

そんなことを言うと
怒られるかもしれませんが、
このお祭りはそのまま「クリスマス」として
キリスト教にコンバートされているんです。

だから最も夜が長くなり、
最も暗くなる季節には、
人は自然に光を求めるようになる。

画像は「ららぽーと」のイルミネーションですが、
光で夜を明るくするのは人間の修正ということで、
私たちは大いに楽しむべきなのでしょう。

まあ、夏でも夜でも部屋の明かりをつけ、
昼夜関係なくパソコンを叩いている私には、
あまり関係ないのですが（苦笑）