
「人生で一番幸せな瞬間は、これからやってくる」
「ひふみん」として知られた棋士、
加藤一二三さんの言葉ですね。
86歳で肺炎のため、
お亡くなりになられたとのこと。
ずっとテレビでは
元気そうな姿を観ていた印象なので、
非常に驚きでした。
お悔やみを申し上げあげます。
なんせ私も年取った姿しか知らないのですが、
藤井聡太さんに抜かれるまで、
14歳7か月という
「最年少デビュー」の記録も持っていた人。
それで最高齢現役記録となる
77歳までプロを続けましたから、
史上空前のキャリアを築いた方でも
あるんですね。
現役勤続年数、通算対局数、
最高齢勝利、最高齢対局など
持っている記録は限りないくらい。
通算敗戦数も歴代1位ですが、
それを誇っていましたよね。
何より、いつもテレビで観ていて
「この人は素晴らしいな」と
思っていたのは、
「自分より活躍する若い世代の人々が出てくること」を
つねに喜び、
それでいていつも挑戦者として、
相手をリスペクトしていたことです。
実際、私も活躍している若い編集者とか、
著者の方によく会います。
いまや皆のほうがずっと活躍しているし、
昔はともかく今の市場においては
私など足元にも及ばない。
自分はすでに過去の人であり、
落ち込んでしまうことはよくあります。
ひふみさんも、
そういう気持ちは多少はあったのでしょうが、
むしろ喜ぶ気持ちで、
若い世代が出てくることを歓迎していた。
自分は常に
「今できること」「築いてきたこと」で
最善を尽くしていけばいい。
だからどんなに負けても、
ずっと「現役のファイター」としての
魂を持ち続けたし、
「一番幸せな瞬間は、これからやってくる」と
過去よりも未来の自分を思い描き、
80代までの人生をエンジョイできたのだろうなと
想像します。
そういう人生を、
自分も最後まで目指したいですね。




