心を癒すには、やはり読書が一番!
- 2026/1/24
- 読書日記

久しぶりに夏川が読んだ本の紹介ですが、
こちらは20世紀の初めに書かれた
古典であり名著。
カール・ヒルティさんの
『眠られる夜のために』
という本ですね。
画像は岩波文庫のバージョンです。
ヒルティさんは『幸福論』を書いた
哲学者ですが、
スイスでは政治家として
仕事をしていた人。
「禁酒運動」などでも知られていますが、
眠れないからといって酒を飲むなら、
「この本を読んで心を癒してよ」と。
そんな気持ちで1日1節、
寝る前に読むような形で
365の文章を書き綴った内容です。
そもそも眠れない理由って、
一体なんでしょうか?
それは不安だったり、
イライラだったり、
怒りだったり、悲しみだったり……。
そんな払拭しようとしても
頭に繰り返し芽生えるネガティブな感情を、
どうやって抑えるか?
キリスト教の聖書をはじめ、
さまざまな文献から、
ヒルティさんは読者に知恵を授けようと
さまざまな提案をしてくれます。
「人間はエゴイズムがつねに自分自身に
悪い結果をもたらすものであることを、
理性をもって十分に納得しないかぎり、
たとえ信仰がそれを教えても、
多くの場合、それは生活に実際的な影響を
大して与えない弱々しいものにとどまる」
そんな感じですね。
いま読んでも十分、心のあり方を
示唆してくれるものと思います。
ちょうど議会が解散し、選挙が始まるからか、
世の中はメディアでも、ネット上でも
攻撃的でネガティブな言葉が目立ちます。
誰かが誰かに対し、批判したり、
中傷したり、悪評を立てたり
……ということを繰り返せば、
そりゃあ眠れなくもなりますよね。
そんな中で「いい言葉」で
人を癒そうと専念した政治家が
120年くらい前にいたのは
注目に値するかもです。
難解ではありますが、ぜひとも読破に
挑戦してみてはいかがでしょうか。




