「わかりやすい」と評判です!『仕事ができる人の「アジア史」入門』

4月末に発売されました!
夏川賀央の新刊ですね。

仕事ができる人の「アジア史」入門
きずな出版さんから、
1728円で発売中です!

asia

「アジア」といっても、
今回、扱う範囲は、東アジア。
主に中国とその周辺、それに朝鮮半島と
東南アジアになります。

そういうと、前の2つの地域は
非常に密接であるとともに、
しばしば歴史をめぐって
対立する地域でもあります。
さらに東南アジアといえば、
学校の歴史で学ぶ機会は少ないでしょう。

なぜビジネスパーソンが、
あえてその地域の歴史を知る必要があるのか?
私は序文で、こんなことを述べています。

「過去の日本人は、
『お隣の国の偉人が言った言葉』や
『お隣の国で起こったこと』を参考にしたり、
いいところどりをしたり、
ときには反面教師にしながら、
一歩遅れていた自分たちを成長させ続けてきたのです」

そう、とくに近世以前を考えれば、
中国の歴史や思想を学ぶことは
知識人の常識だったわけです。
孔子、老子、孫子しかり……ですね。

なぜ、それをしたかといえば、
「日本人の常識」という
凝り固まった思考を突破するため。
戦国大名の勝者たちしかり。
近世に藩政改革をした名君しかり。
幕末に改革思想を立ち上げた賢人たちしかり。
じつは皆、中国思想の応用で始まりました。

その中国の歴史はといえば、
日本とまったく異なる歩みをたどっています。
つねに強力な外民族と国境を接し、
王朝が絶えず入れ替わる実力主義。
絶滅の危機すら何度も向かえました。
一方で、文明を継承するため、
知識への追求が極端な形で発達していきます。

ただ考えてみれば、
この厳しく残酷な歴史こそが、
日本という狭い環境にいては学べない
広い「世界」のありのままだったわけです。

だから常に日本が1つ飛び抜けるために、
この国は大きな研究材料でした。
結局のところ日本は、
中国史をベンチマークにして、
国家をつくり、文字をつくり、
宗教をつくり、経済をつくったんです。
結果はオリジナルなものになった
……としてもですが。

一方で朝鮮半島と東南アジアは、
その玄関口になった地域。

東南アジアには遠い印象があるかもしれませんが、
海洋民族でもあった日本人は
「倭冦」として知られるような
海賊や貿易商人による海のネットワークを
古くから張り巡らし、
世界の経済にすら関わっていました。
ポルトガルやオランダの商人も
この地域を経由してやってきたわけですね。

「しかし現代の私たちは、
これら『お隣の国々』がどんな歴史を歩み、
どんな思考をつくりあげ、
どんなパターンで問題に対処してきたのか、
あまり理解していません。
しかもその上で、表面で起こる衝突や、歴史観の相違、
考え方の違いだけで、ただ批判したり、
嫌ったりということばかりを
繰り返しているような気がします」

ということですから、
世界に通用する人間になるために、
まずは「日本の周辺地域」を知ろう!
……ということ。
21世紀の現在だからこそ、
これはとても重要なテーマだと
私は思っているんですね!

まあ、それでも
やさしく学べたらいいな!
……ということで、
今回は、この楽しくなるカバーデザイン。
内容も難しい歴史が伝わるよう、
一生懸命、努力したつもりです!

ぜひぜひ書店で手にとってくださいませ。