楽しく仕事をするためには?

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「いちばん難解なことを考える人が、

いちばん無邪気に遊んでいる」

 

そんなキャッチコピーのついた記事、

先日85歳でこの世を去ったノーベル賞科学者、

根岸英一さんへのインタビューですね。

取材者は元ゴルフダイジェストの編集長をしていた

私の叔父さんですが、

わざわざ思い出したからと送ってくださいました。

ありがたいですね。

内容はゴルフに関するものが半分ですが、

ものすごく遊びも楽しんでいた方だったようです。

趣味で歌唱している姿が、

よくテレビでは紹介されていました。

本当は音楽の道を目指していたのを断念、

その後、科学の探究を始めたそうです。

 

根岸博士がノーベル賞を受賞したのは

2010年のこと。

その研究内容は、

有機化合物のクロスカップリング(根岸カップリングの発見)

というもので、

素人にはよくわかりません。

 

ただ象徴的なのは、

医学や農学、あるいは工学など、

さまざな分野に応用できるこの発見で

根岸博士はあえて特許を取らず、

誰にでも自由に真似できるように

オープンにしたんですね。

 

その理由はインタビューにありました。

「特許というのは、申請してから下りるまで、

時間がかかるんです。

すると研究が2、3年遅れてしまう。

それに、いろんな人にできるだけ広く

使っていただくのが、私どもの夢なんです。

学者なんだから、お金がいくらあっても

しょうがないでしょう(笑)」

 

なるほど、根岸博士は、

もともと企業に就職したあと、

フルブライト留学で

アメリカ行きの切符を手にされた方。

ならば自分も、多くの人に機会をつくりたい。

 

「儲かる仕事」より

「楽しい仕事」を優先したい……と。

そんな発想だったのでしょうね。

 

厳しい時代になると、

どうしても「収入を出さなくちゃ」と

人は苦しい方向へ舵を取りがちになる。

でも、その選択がかえって

自分を追い込んでいくことはよくあります。

 

辛い時期だからこそ、

「楽しむこと」を忘れずに前へ進んでいきたいですね。

 

[Words of Wisdom〜君はこの言葉を知っているか?]