「青空駐車場」に感謝を込めて

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私が初めて車を購入した30代のときから
20年以上、ずっと使用してきた駐車場が、
とうとう閉鎖されてしまうそうです。

マンションか何かが立つのでしょうかね。
再開発の激しい東京の真ん中にあって
むしろ今ままでずっと変わらずにあったことが
奇跡的なのかもしれません。

なんせ人から見れば、おバカに感じられるほどの
コストパフォーマンスの悪さだと思います。

私が最初に購入した車は、トヨタのヴィッツ。
新車ではあったのですが安価なコンパクトカーなので、
1年もすると月極駐車場に払った額が、
車の購入価格の半分になってしまいます。

その後、現在は3代目の車になりますが、
青空駐車場の怖いところで、
ガラスが破られていたり、
部品が壊されていたりということもありました。

不思議と高価な車ほど、
手出しされることは少ないようですね。

ただ、「家から離れた場所に
自分の車を置くスペースがある」ということは、
一種の隠れスペースを持っているような
居心地の良さがあったことも事実です。

だから通りがかったときは必ず寄っていたし、
荷物を社長に置いてロッカーのように使ったり、
車の中で少し時間を潰すこともありました。

また自宅の家にいるときに、
グーグルアースで上から見て、
自分の車があることを確認することもよくやりましたね。
なんとなく嬉しい。
「自分の場所」みたいな感覚だったのです。

そのスペースがあることに
どれだけの価値を見出せるのか。
なかなかその値段を決めるのは難しいでしょう。

いずれにしろ、このスペースもしばらくするともう
なくなりそう。
変更場所は自宅のそばで探すと、
さすがに空きスペースもなく
立体駐車場になりそうではあります。

安くなるけど、
もうグーグルでは確認できないなぁ……。

新しいところはどんなふうになるか、
慣れるまでは大変かもですが
変化を楽しむようにしましょう。

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