「大富豪たち」の役割とは何なのか?

夏川が読んだ、

「逆転発想の本」の紹介。

こちらボリュームある本です。

 

ロックフェラー回顧録』(新潮社)

ですね。

 

書いているのは、

ディヴィッド・ロックフェラーという、

大富豪家ロックフェラー一族の三代目。

末っ子でしたが、

チェース・マンハッタン銀行の

頭取も務めた人物です。

 

まあ、編集のお手伝いをし、

現在、5万部を超えている

『世界の大富豪2000人が

こっそり教えてくれたこと』

(トニー野中著、王様文庫)

という本によれば、

「真の億万長者は

金儲けのことなんか考えず、

むしろ人の役に立とうとし、

周りの人を大切にしている」

……とのこと。

 

「本当だろうか?」という疑問。

それに何より

「この本を読んだから大富豪になれた」

……なんていう人が、世界にはいるとか。

じゃあ読んでみようと、640ページ(苦笑)

まあ、大著に挑戦してみました。

 

この方、お爺さんは創始者の

超カリスマ石油王です。

たくさんの慈善活動もしています。

 

ただ、お父さんは心を病んだり、

兄弟には、とんでもない方々もいました。

しかも持ちビルは、

あの同時多発テロの犠牲に

なっているわけです。

 

それでも自伝を読むと、

本当に家族を大切してきた……というのは、

やはり深く感じられます。

 

大富豪の家だから、お金はある。

ただこの方、第2時世界大戦次には

一兵卒から志願し、

対ナチスの諜報活動もしていたんですね。

 

その後、銀行の頭取にもなるのですが、

やはりその人生を見ると、

「世界を暗躍した」ということが

よくわかります。

 

それは別に「陰謀」ということでなく、

投資や支援ということで、

アメリカと敵対していた国の

トップなどとも合い、

じつに微妙な形で暴発が起こらないように

「世界のバランスをとっていた」

ということなんですね。

 

非常に厚い本ですが、

この本を読むと

「現代史の裏側で起こっていたこと」が

何となくわかる。

それがある意味、

お金で世界を動かす人々の

役割なのかもしれませんね。

 

ただお金があって、幸せでいいな

……なんて、

甘いものではないようです。

 

まあ、つまりお金を持つことには、

それなりの覚悟が必要だということ。

逆にいうと、

その「器に見合う自分」をつくれば、

富は後からついてくるのかもしれませんね。

 

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