東京の雪はおっかない

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本日の東京の話題といえば、何と言っても「雪」ですね。

夜になり、外を見れば、すでに雪はやんでいるようです。

ただ、この寒さですよね。

積雪量はたいしたことがなさそうですが、
おそらく明日には雪が凍りつき、
道路が非常に滑りやすくなることが想像できます。

それで雪用の加工をした靴を持っている人なんて、
東京にはほとんどいないでしょう。
出歩く予定のある方は、くれぐれも注意ください。

にしても、東京は本当、雪には弱いですよね。

飛行機はもちろん、電車も簡単に止まってしまう。
首都高では必ずといって事故が起こり、
どこも車が動かなくなって渋滞する。

あっちこっちで人が滑って転び、
救急車の音がいたるとこで聞こえている。
でも、その救急車もなかなか渋滞で動きがとれない。
なんとも八方ふさがりなことになってしまいます。

なぜ東京が雪に弱いかといえば、
結局、「備えがないこと」が大きな理由なんです。

これが雪国であれば、
各家に必ず雪の日用の装備があり、
屋根に雪が積もらないように鋭角になっていたり、
すぐに屋根の上に上がれるようになっていたり、
各家にスタットレスタイヤがあったりします。

ところが東京はといえば、
雪で困ることなんて、数年に一度しかありません。

我が身をかえりみれば、よくわかります。

タイヤのチェーンはあるけれど、
巻き方なんて何十年も前にやったきり、忘れてしまっています。
前に大雪の日に買ったスコップは、
一体どこにしまっただろうか?
結局のところ「溶けるまで待つか?」で済んでしまうわけです。

公共機関も同じとは言いませんが、
それでも雪への対策の優先順位は高くないわけです。
実際、何年に1度
あるかないかもわからないことのために
「準備を整えましょう」というのは、現実的でないですよね。

結局、東京で雪が降った日に、一番現実的なのは、
「なるべく外に出ないこと」なんでしょう。

幸いだったのはコロナ禍で、随分と東京で働く人間に
リモート体制ができていること。

だから先見の明のある会社では、
昨日のうちに「今日はリモートでいいよ」とか、
午前中のうちに帰宅命令が出たところも多かったようです。

社員が帰れなくなったとしたら、
そのためのケアが大変になりますからね。
こんな日に遅くまで仕事をさせるところは、
外からも危機管理能力がないように見られてしまいます。

常に先を見て、広い視点で仕事は考えなければならない。

いつもと違うケースだからこそ、
試されることを忘れてはいけません。

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