歴史入門8 バレンタインって一体だれ?

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以前のブログでも紹介しましたが、
サイトが新しくなっていますので、
今日はその命日である2月14日が、
日本でもかなりお馴染みになっている、この方のこと。

誰かといえば、聖ヴァレンタインさんですね。

いわゆる「バレンタインデー」というのは、
この人が亡くなった日で、
チョコレートをあげるのは別の話。

紀元269年の2月14日にこの方は、
処刑されたとされています。
撲殺とも、絞首刑とも。
その場所は画像、ローマでした。

なぜ、この人が処刑されたかといえば、
その理由が「バレンタインデー」に関わっています。

ちなみにチョコレートは、
日本のお菓子会社のマーケティング戦略の成果だそうですが、
それでも愛する人に贈り物をする日……なのは
世界共通のことらしい。
バレンタインさんは、「結婚」に大きく関わった
キリスト教の司教さんだったんですね。

ときは3世紀、皇帝クラウディウスの時代、
元軍人だった彼は、ローマ兵に厳しい法律を課します。
それは「結婚禁止令」というもの。
結婚すると、男は弱くなる……。
軍人の彼は、そんな思想を持っていました。

当然ながら、若い兵士たちのカップルは、
悲しみにくれます。
そんな彼らに、ローマで結婚式を
こっそりやってあげたのが、
キリスト教の司祭だったヴァレンタインさんでした。

まだキリスト教が、敵視もされていた時代、
ヴァレンタインさんの活動はばれ、監獄に送られます。

そこで犯罪者たちを教化したとか、
看守の娘の目の病を治したとか、
いろんな伝説があるのですが、
とうとう異端者として処刑されることになりました。

やがて数百年して、
キリスト教が国教となったとき、
多くの人の幸福を命をかけて実現した彼は
聖人の仲間入りをしたんですね。

そんなわけで、基本的には
「他人の幸せ」のために尽くしてあげるのが
本来のバレンタインデーの意味。

1800年も前の方が命をかけて世に残し思いが
現在も残っているのは、素晴らしいことかもです。

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