「鉄砲漬け」の仕事術

毎週配信メルマガ「賢者の会」通信はこちら

画像のこちら、ご存知でしょうか?

昨日、成田で買ってきました。
名物の「鉄砲漬け」ですね。

ウリの漬物ですが、
実はお参りよりも、こっちがメーンだったのかも。
かなりの大好物だったりします。

これ、どうして「鉄砲漬け」なのか、
ご存知でしょうか?

じつは最初から「鉄砲」に見立てているんですね。
細長い瓜の中をくり抜き、
シソの歯を巻いた唐辛子を「弾丸」に見立てて、
中に詰めて醤油に漬ける。

江戸時代から地元では食べられていたのですが、
50年代になって料亭で出されていたのが紹介され
大人気になったそうです。

じつはこれが大人気になったことで
大変なことが起こったそうです。

それは「ウリ」に関して。
「白瓜を漬けたもの」と説明されますが、
そもそもそんなウリって、他のところで見るでしょうか?

あんまり八百屋さんでウリを買うってないですよね。
キュウリならともかく。
漬物でしか、ほとんど見ることはありません。

ようするにウリって、
別に「売り物」ではなかったんです。
地元の農家さんが、自分たち用に作っていただけ。
鉄砲漬けは地元ならではの、
密かな楽しみだったんでしょうね。

でも、これが人気なってしまい。
すぐにウリは成田から
なくなってしまったんだそうです。
飛行場の建設で
農家自体が減ってしまったこともありました。

で、現在は「ウリ産業」を計画的に広め、
復活のプロジェクトが進められているわけです。
まさに鉄砲漬け用のブランドウリまで作られているとか。
地元の人々の努力によって蘇った
珍しい野菜になっているんですね。

じつは日本人にとって
「お漬物」は腸内細菌を育てるためにも
非常にいいそうです。

各地に珍しいお漬物はたくさんありますから、
その都度、賞味してみるのは健康にもいいことなんですね。

関連記事

ページ上部へ戻る