どんなに町が変わっても

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画像は現在、再開発中の
南北線、白金高輪駅の周辺。

巨大なタワーマンションが続々と建設中で、
建設中の超高級マンションも完売しているそうな。
どんな方々が住むのでしょうね。

そんなマンションに並んだこちらは、
オフィスや商業施設が入るのだろうか。
看板には医療施設の名前もあります。

とてもオシャレなかんじのビルですから、
新しいセレブな街の住民が利用する施設なのか
……なんて思いながら1階を見ると、
ちょっと衝撃!
そこに並んでいるものは……。

「〇〇製作所」
「〇〇板金工業」

なぜに?と思うのですが、
そう、「白金」といえば、
多くの方は高級住宅を想像するのでしょうが、
開発中の白金高輪一帯は違います。

もともとこの辺りには、
ボルトなどの部品をつくる町工場や板金屋さん。
それに自動車などの修理工場と、
いわゆる「町工場」が
ひしめいている地域だったんですね。

いまでもこの辺りに来れわかりますが、
町工場がかなり残っていて、
忙しくお仕事をなさっています。

とはいえ、町がオシャレに変わっていくのにつれて、
工場はどんどん少なくなり、
大きなマンションが建て替わっているのが
現状の流れなんですね。
駅周辺の再開発はその最たるものでしょう。

でも、町工場はどこに行ったのか?

おそらくは土地を売却したのか、
等価交換のような形なのか。
こんなふうにしれっとオシャレな
オフィスビルの一員として、
会社を生まれ変わらせているところもあるんですね。

そういえば最近、
古い町工場がアーティストさんと協力して
新しい商品をつくり、
新規ビジネスを立ち上げるようなこともよくあります。

街の変化に合わせて、技術を生かしながら、
彼らが新しい創造者になることもあったりするのかも。

どんなビジネスが展開されるのかわかりませんが、
ひょっとしたらこの街は、
これから面白くなっていくかもしれませんよ!

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