ツバメたちから見放される前に

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雨もまったく降らないうちに、
ただ暑い状態で、
梅雨が明けてしまったようです。

どうなっているんでしょうね。この天候は。
7月からが怖いです……。

ただ、気づくとこちら、
ツバメが巣作りをしていました。
2階にファミレスがあるビルの駐車場入口ですが、
隣には延々と「巣のあと」のようなものが残っています。

つまりここは、
毎年のように巣がつくられる場所なんですね。
もう10年以上、
代々の家族が継承して、やってきているのではないか。

今年はなかなか、いいカップルだな。
そう思うのは、
一生懸命に巣をつくっているのは、多分メス。

オスは何をしているのかといえば、
私が近づいたとき、
前方のほうで地面すれすれを
暴れるように飛び回っていました。

おそらくは陽動作戦で、
私の目を巣から逸らすために
気を引こうとしているんでしょうね。
襲いやしないって……。
でも、なかなか健気で勇気あるヤツです。

じつは今年、
近所で見かける鳥が少し減っています。

昨年、かなり鳴いていたウグイスは少なかったし、
シジュウカラなども、さほど多くありません。
川に来ているサギも今年は少ない印象です。

コロナが終息し、人間の活動が戻ってきていることが原因なのか。
あるいは異常な気象を、
あらかじめ鳥たちも察知しているのか。

この暑さでは、
虫なども実は少なくなるようですね。

そんな異常な気候を迎えている東京ですが、
ツバメっていうのは、案外と鈍感なのか。
それとも前例を踏襲したがる、保守的な動物なのか。
「いつもの通り」で、ちゃんとやってきています。

「人間のそばなら安心」という感覚が、
ツバメには結構、あるとか。
カラスとかを避けられますからね。

だから市街地の駐車場などに巣をつくることが多いのですが、
あんまり気候が異常で、餌が取れなくなれば、
彼らも彼らなりに考えるでしょう。

この異常気象が地球温暖化に由来するものであるなら、
ツバメたちから見放されないうちに
私たちもなんとか対策しないといけないですね。

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