【賢者の言葉】「グッドウォー」も「バッドピース」も存在しない

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「いい戦争」も「悪い平和」も、
世の中にあったためしがない。

「There never was a good war or a bad peace」
となりますが、こちら
ベンジャミン・フランクリンさんの言葉です。

7月4日は、アメリカの「独立記念日」。
1776年に「独立宣言」が採択された日ですが、
フランクリンさんは起草した一人。

実は「自由」や「平和」をうたいながら、
一方では奴隷制を維持していたり、
先住民の虐殺をしたりと、現在と同様、
いろいろ矛盾もあったアメリカですが、
この方は一生懸命に「正しい人」であろうとした。

それは政治家でありながら、
科学者でもあり、作家であり、
ビジネスマンであり、聖職者でもあった……という
マルチな活動をしていたことが理由でしょうか。

凧を使った実験で、
「雷が電気であること」を証明したのは有名ですね。
実験の結果、避雷針の発明者にもなっています。

そんな彼のキャリアの出発点といえば、
印刷屋さんの植字工でした。
10歳から仕事に出され、植字の腕を地道に学び、
自分で「印刷屋をやろう」と起業したのが、21歳のとき。

それが「建国の父」の1人になるのですから、
この方には本当、人間の可能性を教えられます。

やりたいことは全部やってみる。
何1つ、諦める必要なんてないんです。

有名なのは、
「13徳」として知られる教訓があります。

1 節制……飽くほど食うなかれ。酔うまで飲むなかれ
2 沈黙……自他に益なきことを語るなかれ。
駄弁を弄するなかれ
3 規律……物はすべて所を定めて置くべし。
仕事はすべて時を定めてなすべし
4 決断……なすべきをなさんと決心すべし。
決心したることは必ず実行すべし
5 節約……自他に益なきことに金銭を費やすなかれ。
すなわち、浪費するなかれ。
6 勤勉……時間を空費するなかれ。
つねに何か益あることに従うべし。無用の行いはすべて断つべし。
7 誠実……詐りを用いて人を害するなかれ。
心事は無邪気に公正に保つべし。口に出すこともまた然るべし。
8 正義……他人の利益を傷つけ、あるいは与うべきを与えずして
人に損害を及ぼすべからず。
9 中庸……極端を避くべし。たとえ不法を受け、
憤りに値すと思うとも、激怒を慎むべし。
10 清潔……身体、衣服、住居に不潔を黙認すべからず。
11 平静……小事、日常茶飯事、
または避けがたき出来事に平静を失うなかれ。
12 純潔……性交はもっぱら健康ないし子孫のためにのみ行い、
これにふけりて頭脳を鈍らせ、身体を弱め、
または自他の平安ないし信用を傷つけるがごときことあるべからず。
13 謙譲……イエスおよびソクラテスに見習うべし。

「1週間に1つ」、ローテーションで必ず
どれかを厳守したということですが、
考えてみてはいかがでしょうか。

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