忘れてはいけないこと

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大田区の池上本門寺には、
大きな日蓮さんの像があります。

でも、その正面に、ひっそりと
この方がいらっしゃることを
どれほどの人が気づくのだろうか?

この女性、よく見るとナースの帽子を被っています。
着ているのも白衣なのか。
「日本看護婦会慰霊塔」
と、大きく記されていますね。

じつはこの塔には他に縁起も記されておらず、
詳細もよくわかっていません。
「日本看護婦会」も公式な「看護婦協会」と
同一なのかもわからないそうです。

ただ戦時中は大勢の看護婦が戦争に参加し、
兵士に随行したり、
被災した人々の救護に当たったりしていました。
そんな中で犠牲になった方の慰霊のため、
この塔は建てられたのでしょう。

折しも今日は、長崎に原爆が落ちた日でした。
1週間後は終戦記念日ですね。

Wikiによれば、
日中戦争から二次大戦後まで、
公式には3万5000人の従軍看護婦が
軍に採用されているそうです。
そのうち亡くなったのは1120人に及ぶそうです。

そのほかにも空襲の際に看護にあたった人、
広島と長崎の看護にあたった人、
沖縄での戦闘の際に看護にあたった人……。

採用年齢は日中戦争時から
「16歳より」となっていますから、
今でいうJKの女の子たちが戦争に参加し、
大勢が犠牲になっているわけです。
決して忘れてはいけないことですね。

今年の原爆記念日は、
現在進行中のウクライナ戦争と合わせ、
停戦に向けた平和へのメッセージとして、
あらゆるイベントが開催されています。
さらにいえば、
中国と台湾の関係が悪化している現在でもあります。

「戦争になったのは誰が悪い?」とか、
「日本はどういう立場をとるべきか」など、
議論はさまざまあるでしょう。

でも、戦争というのは、
この碑が象徴するように、
「どう考えても、その戦争に関係がない人」を
どんどん巻き込み、
犠牲をその人たちに強いるわけです。
世界中でそのことは阻止しなければならないでしょう。

秋には私が訳した『戦争論』が出版されます。
少しでもそういう活動が、
プラスにはたらくといいですね。

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