「目黒にある富士山」に行ってみた!?

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キレイに梅が咲いていますが、
こちら久々に訪れた
「上目黒氷川神社」という場所。

場所は目黒区ではありますが、
首都高の大橋ジャンクションのそばですね。
池尻大橋が駅としては近いのだろうか。

梅がいち早く咲いているのは、
なんといっても日当たりの良い
高い場所にあるからでしょう。

なんせ246号からものすごく高い石段を登って、
その上にあります。
行ったり来たりするだけで
結構な運動になるのではなかろうな。

そんな場所だからか、
たぶんここから見えたのでしょうね。
江戸時代に富士山の信仰で栄えた場所です。

富士山を見ただけではありません。
画面右側に少しだけ写っていますが、
こちらにあるのは「浅間神社」。

じつはその昔、ここには小高い山が作られ、
形を富士山に模し、
「富士塚」として人気を集めていたそうです
なんと高さは12メートルもあったとのこと。

それで遠くの富士山にまで行けない人が、
その代わりに「富士講」ということで
この目黒の地に来て
実際の富士山を遠くから見るとともに
山登りの雰囲気を味わったそうです。

これは一種の「テーマパーク」なんですかね。
なかなか味わいのある娯楽を
江戸の人々も考えたものです。

この目黒の富士山は
案外と当時は有名だったらしく、
歌川広重さんは「名所江戸百景」に
しっかりと入れています。
絵を見ると、しっかり「ミニ富士山」の
体をなしています。

残円ながら昭和になって
目黒の富士山は取り壊され、
現在は富士山型の碑文だけが残っている状態です。

メーンも氷川神社さんになっていますが、
下界を見下ろすような感じで
なかなか神聖な雰囲気の場所になっています。
近くに来たら、
ぜひ寄ってみてくださいませ。

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