泣いているのか? そのひとは

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俳優の古谷一行さんが、
お亡くなりになったそうです。

特にテレビで金田一耕助をよく演じていた人。
子供のころ、なぜか親と一緒に
土曜とかに2時間でやっていたドラマを
私はよく観ていました。

懐かしいとともに、
そういう方がなくなってしまうんだなぁ、と。
寂しい気持ちになりますね。

考えてみれば最近までドラマなどにも
まだ出ていた気がする。
78歳は若いですよね。
本当にお悔やみ申し上げます。

実は「金田一耕助」以上に、
私には印象的だった
古谷さんが演じたキャラがあります。

それは「青江又八郎」という人物。
藤沢周平さんの小説を土台にした
『江戸の用心棒』という時代劇ですね。

のちにリメイク作が高橋秀樹さん主演で、
放送されているようです。

子供のころ再放送で見ていたドラマなので、
さほど深く内容は覚えていません。

ただ、もともと藩の偉い立場だったお侍さんが、
上の人間の不正を知って成敗してしまった。

それで江戸に逃げてきて貧乏な浪人となり、
なんとか用心棒で食い扶持を稼ぐのですが、
そもそもが正義感に燃える
武士の理想を追求する人なんです。

だから困っている人をみれば、自分が大変なのに、
しぶしぶ人助けをしてしまう……。

なぜかっていえば「武士」だから。
そう、考えてみれば
私が「武士道的なもの」に憧れる
発端になっていたのが、
このドラマだったのかもしれませんね。

タイトルはこのドラマの主題歌だった
「フォーエバーグリーン」という曲から。
「海援隊」ですが、武田鉄矢さんでないボーカル。
なんだか時代劇らしくなくて、
新鮮だった記憶があります。

泣いている人(女)がいたら、
ほおっとけない。
これはヒーローの基本ですよね。
武士道の根本っていうのは、結局はそういうもの、

どこかで観る機会があれば、
もう1回見たいですね。

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