忘れてはいけない「氷河」のこと

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氷河=何年にも渡って積もった雪によってできた
巨大な氷が生み出した地形

子供のころ、地球が滅亡する要因として、
「南極とグリーンランドの氷河が溶けること」
というのを読んだことがあります。

北極の氷は海に浮かんでいるから、
溶けても海面の高さは変わらない。
でも、陸地の上に乗っている氷河が溶け、
その水が海に大量に流れ込むと
水嵩が上がってしまう。

今、地上には大量の氷が
氷河として保存されているので、
これが溶けると
地上の都市が海に沈んでしまうわけです。

で、そういうことが今、起こり始めた。
パキスタンで起こっている大洪水ですね。

パキスタンというとイメージは
「砂漠の暑い国」ですが、
ヒマラヤ山脈やカラコルム山脈など、
高い山々を抱えています。

画像は「バルトロ氷河」という場所で、
ものすごく美しいのですが、
溶け出すとインダス川に流れ込み、
大氾濫を起こすようですね。

やはり地球温暖化のこと、
もう待ったなしで世界が対策を打たねばならない
状況にあるようです。

じつは南極とグリーンランドを除けば、
山岳地方に氷河を抱えている国は、
世界でたった24個です。

アメリカ、カナダ、アルゼンチン、チリ、ペルー、
ニュージーランド、オーストリア、フランス、ドイツ、
アイスランド、イタリア、ノルウェー、スイス、北オセチア、
ケニア、タンザニア、中国、インド、ネパール、
パキスタン、タジキスタン……
そして日本です。

そう、日本も立山連峰など、
数カ所に氷河を持つ国。
地球温暖化で溶けたときのことは、
やはり考えておかねばいけない国なんですね。

といってどうするか、対策は難しいのですが、
何より世界で起こっていることに
関心をもたねばいけません。
明日は我が身かもしれない……ということです。

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