びんずる様って何者なのか?

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こちら10日になって、善光寺に戻ってきたようです。
盗難にあった
「びんずる様」ですね。

警察官がはげた爺様を抱っこして
車から運んでいるシュールな絵には笑いましたが、
いずれにしろ戻ってきてよかった。
さすがご利益を持っている像ですね。

この「同じ部位を撫でることで、体も治る」と
言われている不思議な像。
「へえ、そんなのあったけ?」と聞くと、
母親の生まれ故郷でもあり、
よく子供の頃に長野のおばあちゃんの家に
連れてかれていた私。

その昔、小児喘息を持っていたころ、
「善光寺に行って、びんずる様の喉とかを
撫でさせてもらってたよ」と、
ビックリする情報を母に聞かされます。
全然、覚えていない……(苦笑)。

でも、そうすると随分お世話になった方です。
せっかくだからお祝いと同時に、
そもそも彼が何者なのかを調べてみました。

すると驚き、びんずる様は
賓頭盧」と書きますが、これは当て字、
本当は「ビンドーラ・パーラドヴァージャ」という
名前なんですね。
つまり、インド人です。

もとは王国に仕えた家臣の子供だそうで、
高い身分の生まれ。
お釈迦さまの弟子となり、
「十六羅漢」の筆頭になった人物でした。

この「羅漢」というのが面白くて、
お釈迦さまは亡くなる前に、
死後800年間はちゃんと教えを伝える人がいないと
世の中が乱れるな……と思ったんです。

そこで「自らも修行が必要な人」を選び、
彼らに800年の不死を与え、
その間、仏法を伝える役目を
担ってもらうことにしました。

それで「高い身分の生まれ」ということで、
ときどき「偉そうな態度」がお叱りの対象になっていた
びんずる様がこの役に選ばれたそうです。

のち、びんずる様は信仰の対象となり、
像も造られるのですが、
この経緯から本堂とは
少し離れた場所に置かれることが多くなります。

すると人々からも近いので、
いつのまにか日本では
「撫でる」習慣ができたそうなんですね。

なるほど、そんなふうに民衆の近くあって、
常に教えを広めることを求められた僧。
ひょっとしたら盗まれてみたのも、
お役目の1つだったのだろうか……。

今度、善光寺に行ったときは、
ちゃんとお参りするようにしましょう。

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