大切な「雨の季節」

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いま現在、東京は雨が降っていますが、
台風3号が近づいているうえ、
今週は梅雨に入る可能性もある、とのこと。
いつのまにか、そんな時期になっていたんですね。

そういえば、各地でアジサイも
見るようになってきました!

画像は我が家のアジサイですが、
「墨田の花火」と呼ばれるガクアジサイ。
左のほうはもう、真ん中の青い部分も
花が咲いていますね。

もうちゃんと「梅雨」に向けて、
花は反応していたようです。

にしても、まだ5月ではあります。
梅雨になるのも、台風が来るのも、
こんなに早かったっけ?

調べると沖縄では
「4月に梅雨が始まった」なんていう例もあるとのこと。
東京はだいたい6月の中ごろですが、
2011年は5月27日に梅雨が始まっています。

台風もやはり、早い場合では
「4月に上陸」なんていうことがあるようです。
1950年代のことですね。

いずれにしろ、台風も梅雨も、
私たち日本を取り巻く、
東アジアの自然環境がもたらすもの。

とくに「梅雨」に関しては、
シベリアやオホーツクから来る「冷たい空気」と、
フィリピンのほうや
太平洋からやってくる「暖かい空気」が、
大体6月くらい日本列島上空でぶつかります。

これが「梅雨前線」という
雲の連なりを長期間にわたって発生させ、
日本は梅雨になるわけです。

でも、梅雨があるから、
このアジサイのような世界に誇れる花だったり、
それ以上に稲作文化を発達させ、
これも世界に誇るレベルになっている。

ならば「梅雨が来ない」とか、
「梅雨の時期がおかしい」という異常は、
日本文化にとっても
大きな危機と言えるのだと思います。

私たちは恵みに対して感謝するとともに、
自然の変化を警戒し、
安定させる努力をしなければなりません。

あんまり早く、雨のシーズンに
なってほしくないですよね……。

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