人はそうそう変わらない!

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とうとう7月になりましたが、
画像、どう考えてもこれ「美味しい」ですよね。

久しぶりに新宿の、
ものすごく昔からあるレストランでランチにいただいた
「生姜焼き定食」。
はるか昔から変わらない美味しさが、
ここにはありました。

実はここで、本当に10年くらいぶりかで、
尊敬している出版の先輩に、
再会する機会があったんです。

一緒の会社で働いたことはないのですが、
私が20代の頃に勤めていた出版社からの縁。

その後、お互いに何度か転職を経験し、
私が独立してからは、
ライターと編集者として、
お仕事を組む立場になりました。
出版がよかった時期ですから、
売れる本を何冊も一緒に作った記憶があります。

ただ、業界の勢いがなくなり、
先輩のほうも独立して、
少し違う方面の仕事をするようになり、
やがて私も事務所を閉じ、
仕事のやり方を変えていきます。

結果、会う機会が
どんどんなくなってしまったんですね。

ところがコロナ禍で何度か連絡する機会があり、
久々に「ランチでも食べようか」という
話になります。

会うと何年も空白期間があったことなど、
嘘のよう。
まったく話す内容も、
馬鹿馬鹿しさも楽しさも(苦笑)、
当時とまったく変わりません。

人と人との関係って、
そういうものなんだな……と、
改めて感じましたね。

先日紹介した、
65歳からの孤独を楽しむ練習
という本にもありますが、
人は「他人がどれだけ自分のことを大切にしているか」を
正しく見積もることが非常に苦手です。

たとえば親子が離れて暮らすようになる、
親はそうすると「子供が親を慕う思い」を
たいてい過剰に期待してしまいます。

すると期待どおりに連絡をしてきたり、
休みに戻ってきたりしなくなることに
段々といらだってくる……。

そこで「あの子は自分のことなんて、
何も考えていない」と
今度は相手の思いを過小評価するようになる。
でも、本当はそれ以上に
子供はちゃんと親のことを考えているわけです。
だから今度は、親が心変わりをしたように感じてしまう。

現実にはこんなところから、
親子の対立が起こったり、
場合によっては暴力沙汰になったとします。
他人にどうこう思い以上に、
自分に対する評価が低いことが理由なんですね。

「大丈夫、離れていたって、
あなたは大切にされているよ!」
……そんなふうに思い切れる人ほど、
人生は楽になるものなんです。
忘れちゃいけません。

ただ、リアルなコミュニケーションを欠かさないのも、
それはそれで重要なこと!

気づいたらもう、お店の中でも電車の中でも、
町でマスクをしている人はかなり減っています。
そろそろちゃんと、
「リアルな場づくり」も始めていきましょうか。

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