赤いアンブレラ

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「はしけ打つ波も、冷たすぎる風も
あなたの涙よりも、今は優しい。
去りゆく人の靴音
そっと運んでくれるよ」

もんた&ブラザーズの
『赤いアンブレラ』という曲。

確か大ヒットした
『ダンシングオールナイト』の次の曲だった
……と思いますが、
有名な先の曲よりも、ずっと私には衝撃的でした。

去っていく人を歌う悲しいメロディーと、
後半、もんたよしのりさんの
「ただ、叫んでいる」という歌詞が
強烈な「死」をなんとなく感じさせたんですね。

子供ごころに、それは恐ろしい曲だと
思ってしまった……。

でも、それから43年です。
もんたよしのりさんが、72歳で
お亡くなりなってしまったとのこと。

最近、熱いお風呂の後で
水風呂に入ったときによく起こる、
「大動脈解離」ということですが、
まだ早いですよね。
本当にご冥福をお祈りします。

もんたさんがアーティストになったのは、
1968年だといいます。

私が生まれた年ですから、
相当にキャリアが古いのですが、
もんた&ブラザースを結成して
「ダンシング・オールナイト」がヒットし、
認められたのが1980年。

つまりは10年以上、
売れない日々を鬱々と過ごしていたわけです。
グループを組んでやり直した
「もんた&ブラザース」がダメだったら、
諦めようと考えていたと言います。

それでも「仕切り直す」ために、
とんでもない決断をします。

それが「声を潰すこと」
だったそうなんですね。

そう、あの絞り出すような
かすれた、深い声。
なんでも波止場で長時間、大声を出し続けて、
意図的につくったのだということ。

いままで同じでは、何も変わらない。
命がけに等しい試練ですが、
そんな気迫が大ヒットに結びついていたんですね。

これからもずっと
記憶に残るアーティストであり続けるでしょう。
感謝の意を伝えたいですね。

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