厄除けの「観福寺」〜大師さまのいる別世界

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大師……といえば空海さんで、
真言宗の有名なお寺のことも指しますが、
関東の「厄除け3大師」というのを
ご存じでしょうか?

川崎大師と西新井の大師さんと、
もう1つは佐野厄除け大師……ではありません。

千葉県佐原市にある、
「観福寺」というお寺なんですね。

それが画像、気まぐれできたのですが、
ここは本当に素晴らしい……というのも、
周囲から隔絶された別世界のような場所ですね。

境内には「本堂」「大師堂」「観音堂」
「毘沙門堂」「不動堂」などの建物がありますが、
どこをとっても画像のような雰囲気の建造物で
風情があります。

あまりの景観なものですから、
映画などでもよく使われているそうです。

とはいえ、3大師に数えられるのは、
平安のころの890年建造という
歴史の古さです。

平安も10世紀になると、茨城や千葉では、
かの平将門が台頭します。
このお寺の観音様は、
その将門が守護神にしていたそうですね。

もう1人有名なのは、
このお寺には、
伊能忠敬さんのお墓もあります。

そう、日本全国を歩き回って、
科学的先進国だった欧米諸国にも絶賛されるほどの
正確な日本地図を作り上げた方ですね。

何より忠敬さんがすごいのは、
この大事業を商売人として一線を退いたのち、
55歳から始めていること。

17年をかけて、72歳まで
全国測量をしていたのですが、
飛行機も電車もない江戸時代です。
今より医療がずっと遅れていたし、
どこの街にもホテルやレストランがある時代でも
ありません。

そんな中で、北から南まで、
山岳地帯や湿原なども踏破して
冒険半分のような調査をやり遂げたわけです。
「何歳からだって夢は叶う!」を
体現しているような方ですよね。

そんな場所ですから、同い年の私が、
今後の仕事の成功を祈願するには
最適な場所だったかもしれません。

時期がらなのか?
近くの香取神宮に比べれても、
かなり閑散としているのが気になったところ。

古くから「厄除け」で全国に名を轟かせた場所です。
近くに来たらぜひ、
寄ってみてくださいませ。

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