世界が賞賛した「18分の奇跡」

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今年は元旦から、何やら不穏な空気が漂っています。

地震あり、飛行機事故あり、通り魔あり……。
昨年から続く政界のスキャンダルもありますから、
なんとなく慌ただしい1年になりそうですね。

ただそんな中で、世界に賞賛されているのは、
「18分間の奇跡」です。

海上保安庁の航空機と、
着陸時に衝突したJALの機内。
火を吹く機体で乗客がパニックになるなか、
客室乗務の方々は冷静にそれを誘導して
379人全員を無事に脱出させました。
子供もいれば、車椅子の方もいたそうですね。

これがすごいのは、
機長と連絡が取れず、客室乗務員の方々は、
それぞれが独自で判断するしかなかったとのこと。

すでに翼に火がつき、乗客の中には
「早く飛行機からおろせ」と
怒鳴っていた人もいるよう。

でも、客室乗務員さんたちは落ち着いて彼らをなだめ、
冷静に「開けていいドア」を機内から確認。

燃えているわきのドアを急に開けると、気圧の関係で
機内に猛烈な火が飛び込んでくる可能性もある。
使用できる出口は、8つのうちの3つのみ
……だったそうですが、
個々に連絡が取れないなか、冷静に乗客をそちらへ誘導して
滑り台のようなものから全員を脱出させた……。

その時間は、わずか18分です。
少し遅れていたら、その後、飛行機は炎上していましたから、
無事では済まなかったかもしれない。
本当に「さすが」という感じですよね。

聞くと、こういう場合の逃げ方というのは、
個々がどんな状況でも実現できるよう
普段から何度も訓練しているそうです。

でも、実際に事故が起こったら、
どうなるだろう?

・機内には騒ぐお客さんがいる
・機外には炎が立ち上がり、いつ爆発するかわからない
・誰かに相談したいけど、そんな相手は周りにいない

こんな状況で首尾一貫、
冷静に行動できるかといえば、
自分はちょっと怪しいかもしれない(苦笑)

「いざ」という場合なんて、
そのときになってみないとわからないですものね。
対処するには、
普段からの心の鍛え方が大事なのだろうか。

仕事のことも含め、
今年もいろんなことが起こりそうですが、
冷静さを決して見失わず、
最善最適な判断をしていきたいですよね。

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