桜の前に大満開!諸葛孔明のお花畑

毎週配信メルマガ「賢者の会」通信はこちら

天気のいい週末になっていますが、
残念ながら桜は、まだまだボチボチですよね。
それでもお花見には、
多くの人が繰り出しているとのことですが……。

そんな咲いていない桜をよそに、
こちらは大満開になっていました。

すごい光景ですよね。
金網の向こうは病院の敷地ですが、
裏の裏の、ほとんど誰も立ち入れない区域。
そこで一面、すごいお花畑になっていました。
これ、どこまで続いているんだろう……。

紫の花が延々と咲いている。これ、
「オオアラセイトウ」という花ですね。

昨年も紹介したかもしれません。
基本雑草ですが、アブラナに近い花。
別名「諸葛菜」とも言われます。
かの諸葛孔明に因んでいるんですね。

なぜ諸葛孔明なのか?

なんでも彼は陣を張る際に、
真っ先にこの植物の種を、
その地に撒いたのだとか。

じつは当初、それは「カブだったのでは?」とも
言われますが、
こちらも菜の花と同様で、
食料として食べることができる。
さらに菜の花と同様、
種から油をとることもできます。

しかもほとんど育てることなく、
雑草として勝手に育っていくから、
戦が長引いたときに便利だろう……ということで、
種を植えたということですね。

この伝承が本当かどうかわかりません。
ただ、中国ではかなりポピュラーな花だそうで、
戦前に満州に移住していた人々が、
第二次大戦後、日本に引き上げるときに
この花の種を持ってきたという話があります。

だから現在、その子孫たちが
いたるところに根を張っているのですが、
種を持ってきた意図は、
2度と大戦のような悲劇を起こさないため。

だからこの花は、「平和の花」。
ピースフラワーとも言われているそうです。
諸葛孔明が戦場に咲かせたことにも、
なんとなく通じますね。

意外と身近なところでも咲いているかもしれない、
この不思議な紫の花。
ぜひ、春の日に探してみてください。

関連記事

ページ上部へ戻る