貧乏な人とは、無限の欲があり、 いくらあっても満足しない人

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「貧乏な人とは、
少ししか物を持っていない人ではなく、
無限の欲があり、
いくらあっても満足しない人のことだ」

有名な言葉ですね。
2012年6月、ブラジルのリオで行なわれた
「持続可能な開発会議」で
この方のスピーチが絶賛されました。

「世界一貧しい大統領」と言われた
ウルグアイ元大統領、
ホセ・ムヒカさんの言葉ですね。

引退後はずっと闘病生活をしていましたが、
5月13日に食道がんで
89歳の生涯を終えたそうです。
お疲れ様でした、でございます。

なんといっても、すごいのは、
その質素を愛した人生でしょう。

大統領の給料をほとんど
学校などへの寄付へ回し、
自分は郊外の平屋に住み、
古いフォルクスワーゲンを乗り回して
菜園を耕す生活に徹しました。

国内を移動するときに
大統領でありながらヒッチハイクをしたり。

外遊するときは隣の国の大統領を呼び出して、
専用機に乗せてもらったりしていたのは有名でした。

「大統領に必要ない」といって、
ネクタイを締めることもしない。
「国のトップにいる人間は、
貧しい階級を代表する人間でなければならない」
という理由からですが、
そんな政治家が日本にいるのかと、
思ってしまいます。

もともとゲリラ兵だったムヒカさん、
犯罪者として収監されていた過去もあり、
決して人生を通じ、
褒められた行為ばかりだったわけではありません。

また、大麻の合法化を説き続け、
実際、その政策によってウルグアイでは、
大麻の国営化でマフィアの資金源を断ちました

ただ、純粋な大麻では中毒にならないとはいえ、
ウルグアイではやはり、
中毒者が増えてしまったという意見もあります。
この辺は難しいところなのでしょうね。

いずれにしろ、
政治家としての地位を国民のために捧げ、
最後まで「幸せな人生とは何か?」を
追求し続けた方。

そういう人こそ、人の上に立つべき人だとは
誰しもが思うところでしょう。
多くの教えをいただき、ありがとうございました!

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