スイカの大冒険

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画像は今日のお昼に切って食べた
「小玉スイカ」ですが、
もとはお盆のときに仏壇に上がっていたもの。

少し時間が経っても、みずみずしく甘く
食べられますね。
最近の小玉スイカは、美味しくなりました。

そういえば7月27日というのが、
「スイカの日」だったそうです。

「夏(72)の綱(27)」。
綱は縞模様からのイメージで、
ちょっと強引なのですが、
季節的に一番売れる頃ゆえにか。

夏になったら、当たり前のように食べるスイカ。
じつは少なくとも紀元前5000年という
古い時代には食べられていたという、
昔から人間が食用としていた植物の1つです。

その原産地は、南アフリカとか、
カラハリ砂漠の周辺で、
人類の起源となる種が誕生し、
ホモサピエンスにまで進化してきた地域。

つまりは現代日本の夏と同様に
かなり暑い地域だったのですが、
原産種はいまの品種ほど甘くなく、
大変まずいものだそうですが、
それでも大量の水分を有していた。

だから暑い地域を乗り切るには
必須だったんですね。

すぐに集落に持ち込まれ、
水筒のように使用されるようになったとか。
アフリカの各地の遺跡からは、
スイカの種が出土しているとのこと。

やがて人類が農耕を始め、
文明が誕生すると、スイカも
エジプトやギリシャ・ローマのような
古代国家に持ち込まれるようになります。

そのころからだんだんと
甘い品種に改良されるようになり、
今のスイカのように
スウィーツとして食べられるように
なっていくんですね。

やがてシルクロードを通って中国へ、
それから平安時代には
日本にも伝わったとのこと。

なるほど、それで「西瓜」と、
「西方から来た瓜」の名が
残っているんですね。

ちなみに小玉スイカはもともと、
「冷蔵庫で冷やせます」という触れ込みで、
60年代から70年代にヒットした品種。

いまは家族の人数が少なくなったことで、
人気になっていますね。

暑さから食されるようになった
スイカという恵み。
地球温暖化が進んでいる今、
ますます必需になるかもしれません。

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