
こちら昨年末に決まった
『武士道』の重版見本ですね。
昨日に届きました!
なんと12刷の超ロングセラー。
本当に皆様のおかげで感謝しております!
なんとも今年は、幸先のいい限り……ですが、
一方で世の中を見れば、
支持率の高い内閣で安定するかと思えば、
解散選挙も決まったようで、
政治の世界はなんとも混乱してますねぇ。
そんな現代にも『武士道』は役立つ
……ということで、
新渡戸稲造さんは本書で、
19世紀イギリスの社会学者
ハーバート・スペンサーさんの
こんな言葉を紹介しています。
「政治的な服従は、
やがては己の良心が命じるものへの忠誠に
置き換わるだろう」
新渡戸さんがこの言葉を紹介したのは、
このスペンサーさんの意見を評価する人間、
とくにキリスト教文化を評価する人たちを
当時は危険視するような意見が生まれたからです。
つまりは、天皇でなくキリストに忠誠を誓う、
反逆者だと……。
まあ、今で言うところの「サヨク」とか、
国賊だとかのレッテル貼りですね。
『武士道』を読んだ方ならば、
きちんと理解しているでしょうが、
確かに武士たちは己の主君に忠義を尽くした。
その流れで、明治の頃は、
主君を天皇とするようになった。
ただそれは「絶対的に服従する」
ということでなく、
自分自身の信念に従って、
従う相手に最善のことをなして、
自分の務めを果たしていく
……ということであったわけです、
だからキリストだろうが、マホメットだろうが、
毛沢東だろうが、
正しい言い分は「正しい」で、
問題無用で否定するようなものではない。
そして自分の主君が間違っているなら、
それは「間違ったことですよ」と指摘し、
正しい方向に諌めて、誘導していく。
そうして主君に正しい仕事をさせることに
命を賭けたのが、
「武士道」の本質であったわけです。
まあ、歴史はそう、
理想的だったわけではありませんが。
その意味で、最近は当時の日本人のように
「レッテル貼り」が目立ちます。
「中国ともっと仲良くするべきだ」
と言うだけで、
お前は「サヨク」だとか「スパイ」だとか。
「日本の防衛力について議論すべきだ」
と言うだけで、
お前は「ウヨク」だとか「戦争をしたいのか」とか。
政治のことはわかりませんが、
どの議員も多かれ少なかれ
「日本をよくしよう」と奮起し、
それを認めた市民に選ばれた人間であることは
確かでしょう。
だから「決めつけ」をせず、話をよく聞いて、
何が正しく、何が間違っているかを
ちゃんと自分で判断して
意見を持つようにしたいですね。
『武士道』を読むことも、
今の判断にオススメですよ(笑)




