「干し柿」の仕事術

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画像は近くにある、細長いビルですが、
港区にある、外見は結構、オシャレな建物。

でも窓のところをよく見ると、
2つのフロアを独占して、ぶら下がっていますよね。
大量の干し柿……。

およそ「都会のビルの景色」とは思えないのですが、
実はこのビルの1階に
八百屋さんが入っています。

たぶん八百屋さんはビルの持ち主で、
2つのフロアも使っているのでしょうね。
そこで大量の干し柿を作り、自分のお店で売る……。

柿はどこかで仕入れているのか、
あるいは近くに木もあるのかもしれません。

実は私、今年生まれて初めて、
「干し柿」なるものをきちんと完食しました(笑)

そもそも柿自体が苦手だったこともあり、
食べるのを回避していたんですね。
一口食べて、
「ああ、これダメだわ」と思ったときから、
ずっと試しもしませんでした。

ところが今年知人から、
小さな干し柿をいただく機会があったんです。

せっかくのもらいものだし、
たぶん労力もかけているのだろうし、
小さいから食べられそうに見える……。

それで食べてみたら、
えっ、案外といけるじゃん!

3つくらいは、初めて食べてしまった。
50代にして初体験です(笑)

じつは「干し柿」と、普通の甘柿は、
まったく別の食べ物。
歴史もじつは「干し柿」のほうがずっと古く、
奈良時代から日本では作られていたそうです。

その後、そのままでも食べられる
「甘い柿」が鎌倉時代に発見され、
食されるようになった。
でも糖分は、干し柿になる前の渋い柿のほうが、
ずっと高いんだそうですね。

やがて江戸時代のころ、
両者の中間のような形で、
「あんぽ柿」が発明されます。
こちらは硫黄を使って燻すのですが、
干し柿よりもずっと生々しくなる。
私が一口で断念したのは、
ひょっとしたらこっちだったのかもしれません。

とにかくも嫌っているままでは、
人生におけるロスかも。
また機会があれば、食べてみるようにしたいです。

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